我慢できないほどの急に尿意をもよおし、
下着を漏らしてしまったり、
夜中に12回以上トイレにいったりと、
おしっこのトラブルが多いらしい。
12回以上もトイレに行くとすると
当然のように眠りの質も低下する。
ベッドで起きる。
布団をはいで床に足を下す。
ドアを開け、廊下を歩く。
ベッドが2階で、トイレが1階だったら
最低でも1分以上は歩くだろう。
トイレにたどり着き、排尿の準備をする。
ここから本番。おしっこを終え
逆の経路を通ってベッドに戻る。
仮に掛かった時間を計算してみると、
早くて8分、遅くて10分も経つのではないか?
それが12回だから、、、
10分×12回=120分、ふ~2時間。かなりの時間だ。
話しを戻すと、、、
これらのトラブルを『過活動膀胱』というそうだ。
(40歳以上で810万人)
男女差はなく、
・男性は、前立腺肥大によって尿道が圧迫され、
膀胱に負担が掛かり『過活動膀胱』を発症。
・女性は、加齢・出産で、膀胱や尿道を支える筋肉が
(=骨盤底筋群)伸び、弱くなることで発症。
今日は、この『過活動膀胱』を整体的に診てみる。
まず、『過活動膀胱』を訴える方は、
圧倒的に、11月、12月に多いのです。
メカニズムは以下の通り。
11月、12月に入ると、空気が乾燥する
→洗濯物が乾くように体も乾いてくる
→皮膚が荒れたり痒くなったりする
→おしっこの尿度が濃くなってくる
→尿酸が濃くなって尿道を刺激する
→おしっこが無闇にしたくなる。
なら、不足した水分を吸収すれば
過活動膀胱は少しは解消することになる。
ただし、ここで問題があるのです。
口や皮膚から水分をいくら摂っても
みな、おしっこになって出てしまっては
意味がないのですね。
つまり、吸収した水分を
体が保ってくれるかどうかが重要なのです。
実は、この働きをするのが肩甲骨の間に
ある胸椎5番と言う骨なのです。
だから、胸椎5番の可動性を復元する体操、
蒸しタオル、足湯、呼吸法をしたらいい。
また、こんな時には、必ず左側の内ももが硬直している。
だから、並行して、内もものこわばりを緩めればいい。
歩く際に、歩幅を広くしたり、蟹みたいに横歩きする。
または、相撲の四股の形でつま先を外へめいっぱい開く
要するに、胸椎5番の可動性を付けてから
内ももを伸ばせばいいのです。
関連記事
- 2016.10.17
がに股体操があなたの頻尿を救う - 2020.12.16
切迫性膀胱炎も人体力学体操で改善 - 2014.03.14
夜中のおしっこ予防には内ももを伸ばす - 2019.09.24
老人体型 - 2015.08.04
ふくらはぎのつりと「おしっこ」の不思議な関係? - 2017.10.13
おしっこが近い人のからだ