50代の男性
日頃、パソコンを
使うことが多いと言う
IT関連のお仕事。
右の肘の中が
「じくじく」痛いと言う。
鈴木が、「肘の痛み」と聞くと
まず考えることは、、、
・肩甲骨の右の開き
・股関節の右の動き
・右の胸の下がり
を、瞬間的に思い浮かぶ。
また、右と言うことなので
右にある臓器(肝臓、胆のう)の
疲労も考えなくてはならない。
それらのことを、気にしながら
お体を拝見していく。
まず、鎖骨を診ると、、、
右の鎖骨が下がっているのが顕著。
※異常があるほど「左右差」は激しい
一番下がっているところを見つけ
そこから、力の掛かり具合を見ていく。
※この診方は、井本整体の
専売特許である人体力学的なもの。
すると、その流れは、、、
右の肘と、同じ高さにある
肋骨へと繋がっている。
そして、その肋骨が硬い。
確認のため、、、
うつぶせになってもらい
右の肩甲骨周りを
重点的に診ていく。
予想どおり、右の肩甲骨が
外に開いて下がっている。
その下がりの方向を見ると
右肘へと行っている。
つまり、右の胸を落としたことが
この方の右肘の痛みの
おおもとの原因とわかる。
ここまでわかれば、、、
右の胸を上げさえすればよい。
追伸
次に、右の胸を落とした影響が
どこまでいっているかを探す。
軽症であれば、腕のところだが
この方の場合、腕で止まらず
手首にまで行っていた。
※かなり重症ということ
そこで手首を診ると、、、
小指側の尺骨が
正常な左側と比べて
かなり下がっていることがわかる。
※必ず、正常な側と比べることは
必須事項である
後は、この下がっている尺骨を
上げてすき間を作りさえすれば良い。
操法終了後
「マウスを使う時は、
小指をデスクに
押し付けるようにしてください」
と、生活上の注意点を言った。
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