鈴木が、毎日
音読をしていることは
ブログ、メルマガの読者であれば
ご存知のことだと思う。
音読の効果は、何度も書いてきたから
くどくど言うつもりはないが、、、
これ以上の「勉強法」は無いと思う。
前回から、変わったことは
音読本を8冊から7冊に減らしたこと。
※文学の名作を1冊減らした
減らした理由は、
この頃、集中力が無くなってきたこと
と、関係する。
特に、興味の無い分野の音読は
かなり辛いものがある。
「いいもの」だと思っていても、、、
気持ちが中に入っていかない。
その分野は、と言えば、、、
平安時代の貴族たちが
色恋の話しばかりしているものだ。
全く、共感を持てない。
でも、そんな平安時代は
汗水を垂らしながら何とか通過した。
やれやれ、、、
さて、
【中国古典】は、『論衡(ろんこう)』
→ウィキによれば、、、
中国後漢時代の王充(27年 – 1世紀末頃)が
著した全30巻から成る思想書、評論書。
実証主義の立場から王充は
自然主義論、天論、人間論、歴史観など
多岐多様な事柄を説き、
一方で非合理的な先哲、陰陽五行思想、
災異説を迷信論として徹底的に批判した。
色恋物よりは、こっちの方が
すこぶるいい。
【日本古典】は、『海道記』
→鎌倉時代初期の旅行記。
旅をすることが「まれ」だった時代。
原資(=お金)をどこから得たのか?
そんなことばかりを考える。
【哲学】は、『ルター』
→あの有名な宗教改革者。
著作を音読してみると
研究論文のようである。
言論の物的証拠として
聖書の1説が随所に取り込まれている。
キリスト教の歴史に興味を
持っている鈴木にはたまらない本だ。
【物語(イスラム)】は、『千一夜物語』
→3冊目(全18冊)
イスラム圏でも、、、
登場人物たちは、よく飲み
人生を楽しんでいるように思われる。
どこのお国でも「やること」は
一緒かと思い、うれしくなる。
【物語(ドイツ)】は、『魔の山』
→昨年の3/23から始まったのも
ようやくラスト13ページになった。
かれこれ1年掛かった。(長かったなぁ~)
同じことを長く続けられる体力が
ついてきたことを強く自覚する。
【物語(フランス)】は、『魅せられたる魂』
→7冊目終了まで
あと48ページ(全10巻)
それにしても、主人公のアンネットは
心身ともにタフな女性だ。
【物語(フランス)】は、『居酒屋』
→淡々と毎日のことを書いていく
小説なのだが、、、
切り口が毎日、違う。
作者の観察眼の深さに、ただ驚く。
追伸
これらを音読してみて思うこと。
(作家は、どんな頭をしているのか?)
それに尽きる。
音読したい本は
道場のバックヤードに
まだまだ山積み状態だ。
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