「先生、体がなかなか
楽にならないんですよ」
と、おっしゃる患者さんがいる。
※女性 80代
ある時、その女性のお体を
拝見すると、、、
湿布の匂いがする。
「あれっ、、、
湿布の匂いがしますけど
湿布をされていますか?」
「はい、してますよ。
整形外科の先生から
頂いていますので
毎朝、その湿布を痛い所に
貼っています」
「ところで、私が言った
蒸しタオルは、していらっしゃいますか?」
「先生の言った通り、行っています。
あれは、気持ちがいいものですね」
(ん~ん、、、)
これは、「アクセル」を踏みながら
「ブレーキ」を踏んでいる状態なのです。
「鈴木さん、言っている意味が
わからないですよ?」
「そうでしょうね。
今日は、それについて
説明してみます」
「痛み」がある箇所は
「痛み」を引き起こす物質が
そこに滞留している状態なのです。
その物質を、そこから除去すれば
「痛み」は消失するのです。
そして、そういう箇所は
血流の流れが悪いのが特長。
このところのお話を
安保 徹先生と、
山田英生さん(山田養蜂場)が
対談で、お話しされています。
鈴木だけの話しだと
説得力が乏しいからね。。。(苦笑)
※サイトを貼っておきます。
※※安保 徹先生
1947年青森県生まれ。
東北大学医学部卒業後、
アメリカ・アラバマ大学。
1990年新潟大学医学部教授。
白血球の自律神経支配のメカニズムを解明、
胃潰瘍の原因が胃酸であるとの定説を
覆して注目され、現在も国際的に活躍している。
『体温免疫力』『病気は自分で治す』など著書多数。
その中で、
安保→「ひとことで言えば「無理せず、楽せず」と
いう生き方を勧めたいですね。
無理をすれば、交感神経が緊張し、
血管が収縮して血流障害や体温の低下を招きます。
逆に楽をすれば副交感神経優位の状態となり、
筋肉を使わないから体温は下がり、
血管も広がりすぎて血流も悪くなる。
結局、どちらに偏っても体は破綻しかねません。」
鈴木→血管は、適度に拡張するのが
正解と言うことらしい。
また、
安保→ところで、東洋医学では
「冷えは万病のもと」というでしょう。
「無理しても血管収縮による低体温」、
「楽しても代謝抑制による低体温」、
だから「冷えは万病のもと」に
なるわけなんですね。
この言葉は(私たちの唱える新しい免疫学の考え方を)
ズバリ捉えています。
つまり、東洋医学では、
低体温は、病気と健康の境目である
「未病」の状態であると見抜いていたんですね。
東洋医学では冷えると、病気になり、
体を温めると病気は治る、
という考え方に基づいて治療しています。
鈴木→体は、冷やすより温めることの方が
より重要らしい。
追伸
そんな話しを、患者さんにした。
それから、2週間後
「ずいぶん楽になりました」と
言っておられた。
話しをお聞きすると、、、
あれからいろいろ考えて
「湿布」を止めて、「蒸しタオル」だけを
するようにしたらしい、との事だった。
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