4,5日前のこと。
午前中のある時間。
ある方の紹介で50代の男性
(新患さん)を診た。
主訴欄には、腰痛とある。
※新患さんを診る時は、
基本的に午前中にしてもらっている。
午後からだとどうしても
昼食の影響やら、その日の疲れやらで
その方のまっさらな姿を
把握できないためだが
「では、お顔をあちら側に向けて
正座して下さい」
首の弾力の確認、頚椎の確認、
後頭部の確認のため
ふと、額にさわった瞬間、
指先に生ぬるい汗を感じた。
(ん、これは薬を長い間
飲んでいる汗だ)
「●●さん、何か長い間、
薬みたいなものを、飲んでいらっしゃいますか?」
「はいっ、8年ほど前から
血圧の薬を飲んでいます」
「そうですか。
※鈴木の心の声(やっぱり)」
「そんなことがわかるんですか?」
と、いう具合に体には
いろいろなサインが出る。
それらを手で確認したりして
患者さんの現在の状況を知る。
そして、操法の組み立てを
考えるのだが、、、
これが、なかなか難しい。
この患者さんのように薬を
長く飲んでいれば、
どうしても肝臓の様子を
必ず確認しなければならない。
※弱い薬といっても、
薬は基本的に化学物質。
最終的には肝臓で分解されるため、
負担がかかるから。
えてして、この服薬で
腰痛になっていることも多いから
細かくチェックしていかなくてはいけない。
追伸
ある時、同じような生ぬるい汗の方がいたので
「長く薬を飲んでいらっしゃいますか?」と
言ったところ、飲んでいないと言う。
でも、おかしいなぁ~と思って
よくよく聞いてみると
漢方薬だったこともある。
(漢方薬も薬なんだけどなぁ~。
他人の感受性と自分の感受性とは違うから、、、)
だから、
「●●さん、何か長い間、
薬みたいなものを
飲んでいらっしゃいますか?」
と、聞くことにしているのだが。。。
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