井本整体に入門した頃、
講座で行う練習を通して
薄々感じたことがある。
(どうやら、自分は
感覚的に鈍いようだ、、、)と。
自分が「鈍い」ことを
認めるのは嫌なのだけど、、、
講座に参加して
練習するたびに
実際問題として
(やっぱり自分は鈍いなぁ~)と、思った。
一大決心をしてこの世界に
入ったものの、、、
いきなりしぼむ自信。
(俺って、整体に向いていないのか?)と
くよくよ悩む毎日だった。(涙)
今になって、このへんのところを
考えると笑ってしまえるが、、、
その当時は、必死だったのでしょう。
(一人でうじうじ考えてもはじまらん)
そこで、ある時、考えを改め、
受けてみて、(うまいなぁ~)という先輩に
そこらへんのところを
聞いてみたことがある。
「先輩は、初心者のころ
日頃、どんな練習を
していらっしゃいましたか?」
「そうだね、
・合掌行気を暇があればやっていたね
※両手を合わせて「気」を感じる練習
手の感覚を鋭敏にする訓練法
・寝ながら、お腹の調律点を見つける
※調律点は、指がすぽっと入る箇所」
「ありがとうございます」
その日から、電車に乗ると
すぐに手を合わせた。
そして、目をつぶり感じようとした。
また、寝る前に、寝床で、
あおむけになって
お腹の調律点を探る。
息を詰めるようにして、、、
でも、はじめはわからない。
でも、やり続ける。
※もう、この道しか
「自分を活かす道」は
ないのだという自覚があるから
すると、3か月もやり続けてると
わかるようになってくるのです。
いったん、この感覚がわかると
おもしろいもので、、、
「やって欲しい箇所(=急所)」と、いうのは
こちらが感じるより前に
相手の体(=生命)が
「ここをやって欲しい」という
「気配」を送っているのです。
その感じは、瞬間で、
こちらがよっぽど「集中」
していないとわからない。
つまり、
相手の命は、いつでも、
鈴木にサインを送っている。
「ここをやって欲しい」と。
その相手の要求と、こちらの手が
1つになった時に、体の中からエネルギーが
湧出してくるのです。
追伸
それから、3年ほどして
その感覚を先生に話す機会がありました。
「先生、この箇所の中に
異常があると感じるのですが、、、」
「鈴木君、異常の気配を感じるのか?」
「何となくです。この奥に、
異常があるのは感じるのですが、、、」
「その感覚は、正しいよ」
「でも、それをつかまえることが
できないのです」
「それは、力を集めることが
できていないからだ」
「・・・・・・」
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