今日は、整体の修業(10)
以下、「」は、、、
塩野米松さんの著書
『失われた手仕事の思想』から
引用しています。
「頭も体もすっかり大工に仕上げていく。
体や手に記憶された技は
忘れることがない。
体や手は、いったん覚えれば
悩むことがない。
手は疑問を持たない。
常に、疑問を持つのは「こころ」である」
この文章には、大いに感銘を受けた。
特に、、、
「手は疑問を持たない。
常に、疑問を持つのは「こころ」である」
この部分に、ぐさっときた。
ここで、ちょっと考えてみる。
なぜ、疑問を持つのか?
それは、我が流儀に、
100%の信頼を
置けないからだと思う。
つまり、、、
流儀を伝授してくれた師匠に
100%の信頼を置いていない
と、言い変えてもいいだろう。
それでは、、、
師匠に対しても大変、失礼だと思うし
自分自身に対しても不幸だと思う。
追伸
昔の人は、師匠を選ぶ際にも
随分と時間を掛けたらしい。
その点、鈴木は運が良かった。
尊敬できる師匠にめぐり合い
直接、手を取って教えて頂いた。
大変、ありがたいことだ。
そんなことが、入門して、
時間が経過すればするほど
実感としてわかってきた。
参照:『失われた手仕事の思想』
著者:塩野米松さん
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