北参道へ向かう東急線でのこと。
対面の席に座る
年配の女性の視線が
さっきから気になる。
鈴木は、基本、気が弱いので
すぐに、そちらを見る勇気はない。
でも、それでも、気になるので
2分28秒後、ちらっと
そちらを見てみた。
すると、鈴木よりも、
鈴木の手元にある本を見ているようだ。
この時、鈴木が読んでいたのは
紫色の表紙が目立つ
『ハリー・ポッターと賢者の石』
※今から、ずいぶん前に
ベストセラーになった童話の初刊
鈴木の心の声
「そうだよな、、、
髪の毛が霜を置くような年頃の
いい年齢のオヤジが
童話を読んでいるんだからな」
「見るのもしかたないか?」と。
※髪の毛が霜を置くような
と、いう表現は、
先日惜しまれながらも
お亡くなりになった
小説家の津本陽さんが
好んで使った表現。
ちなみにね。。。
まぁ~それは、ともかくとして、、、
『ハリー・ポッターと賢者の石』
は、おもしろい。
「鈴木さん、なんで、
今ごろ、読む気になったの?」
「ん~ん。
なぜかな?
優等生としての答えは、、、
鈴木は、子どものころ
本を読むのが嫌いで
まともに本を読んだのは
中学校3年生になってからなのです。
確か、司馬遼太郎の
『竜馬がゆく』を読み切ったのが最初。
それまでは、童話、絵本ですら
読んだことがないからね。
普通の子であれば
童話、絵本を読んだ経験があるのに
その経験が無い。
そこでの「欠落感」が
ちょっとまずいのではないかなぁ~と。
そして、それを埋めようとして。
優等生でない答えとしては
やっぱりディズニーの
映画の影響かもしれない。
昨年までは、
「ディズニー? アニメ?」
観るだけ、時間の無駄でしょと
思っていた。(涙)
しかし、自分の凝り固まった
価値観の世界を広めようと、、、
無理して、
『美女と野獣』
『リメンバー・ミー』
を、観たら、、、
(ん~ん、完全に食わず嫌いだった)
ことがわかった。
そこからは、速い。
『ボス・ベイビー』
『ピーター・ラビット』
を、観た。
そのどれもが「いい」のです。
それで、『ハリー・ポッター』に
行ったのです。
追伸
現在は、
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
を、読み終え、シリーズ3作目である
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
に、入っている。
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