-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町766-4ルミエール1階

03.19 左の肩こりの真の原因は「右」にある

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「先生、私は、左の肩コリが
いつもあったのですが、、、
 
この頃は、右手のしびれが
出ているのです、、、」
 
 
※個人情報は明かせないので
細かいところは書けない
 
女性、60代。
 
と、いうことにしておく。
 
 
まず、これを聞いて思うことは
「悪化」している、ということ。
 
 
 
左側に出る異常よりも
右側に出る異常は
「よろしくない」のです。
 
 
その前提のもと、
お体を拝見していく。
 
 
「そうですか、、、」
 
と、言いながら
左の肩と、右側の首をさわる。
 
 
「ずいぶんと張って
いらっしゃいますね」
 
「そこなんです」
 
 
(主訴である左肩に
手を置くと確かに硬い)
 
(また、右側の首も
張っていらしゃる)
 
(この状態だと、左の肩は張り
右手はしびれると思う)
 
※頸椎が、右に引っ張られているため
 
 
 
「でも、左が悪いんじゃなくて
この右の肩甲骨が、
 
外へ開いているのが
いけないと思いますよ」
 
「??????」
 
 
「この右の肩甲骨が開いて
下がったのが左の肩こりの原因です」
 
「先生、そうじゃなくて、、、
左の肩が張るのですよ」
 
 
「それは、結果。
右の肩甲骨が開いて下がったのが原因」
 
「よく、わからないなぁ~」
 
 
 
このように、、、
 
鈴木と患者さんとの会話は
いつまでもかみ合わず、
平行線のままで共感が得られないのです。(涙)
 
 
と、いうのも、、
こんな考えをするのは
井本整体ぐらいのものだからです。
 
 
これを人体力学と言いますが。
 
先生から初めて教えていただいた時には
まったく理解できませんでした。(涙)
 
 
幼いころからの世間、医者、マスコミからの
「洗脳」が溶けないためですね。
 
 
 
つまり、
 
「痛くなったところ」が「悪いところ」
 
 
と、いう強烈な概念。
 
 
その際たるところが
現在の西洋医学ですね。
 
 
「痛くなったところ」を
診る細分化された医療システム。
 
 
この前も、信濃町にある
慶応病院にふと入ってみたら
 
呼吸器内科、循環器内科、
内分泌代謝内科血液内科、
心臓血管外科、リウマチ・膠原病内科
 
 
など、初めて聞くような
部門に分かれていました。
 
※鈴木が子供のころは今よりも
部門は少なかった。
 
つまり、細分化がさらに進んだのです。
 
 
 
世間の風潮がそうなのですから
何も知らない一般の人は
 
「痛くなったところ」=悪いところ
 
と、思い込むのは当然のことなのです。
 
 
 
こういう時は、「理屈」で
説明しても納得していただけません。
 
 
「実感」してもらう方が速いのです。
 
 
 
そこで、患者さんに
こういうふうに言います。
 
 
「外側に開いている
右の肩甲骨を内に寄せて
上に持ち上げてください」
 
※左側の首、肩の箇所がゆるむ。
 
 
「左の緊張が緩んで少し楽になるでしょ」
 
「あっ、ホントだ、、、」
 
 
 
つまり、
 
右の肩甲骨が外へ開いたために
それを支えるために
左肩が張っている、と
 
人体力学では考えるのです。
 
 
 
 
 
 
追伸
左の肩こりげ少し改善して
右の手がしびれたようになるのは、、、
 
体の力が少し弱くなってきたのです。
 
元気であれば、背骨を挟んで
反対側に「痛み」や「違和感」が出ます。
 
しかし、体力が落ちてくると
逆側では引っ張ることができなくなります。
 
その結果、同側に出ることに
なるのです。
 
 
 
要するに、この方の場合。
 
右の肩甲骨が開いて下がっているために
 
 
【元気な時】であれば
 
→左側に「痛み」「違和感」が出ます
 
 
【元気じゃない時】であれば
 
→右側に「痛み」「違和感」が出ます
 
 
 
ですので、患者さんの主訴は
お聞きして確認は致しますが
 
調整する箇所(さわる箇所)が
必ずしも、主訴の箇所と同じではないのです。
 
 
これが、人体力学の醍醐味なのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
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