今日のブログは、
『イチロー選手の目標設定術』を読んで
書いています。
著者は、オリックス時代に、
イチロー選手の専属打撃投手を
務めた奥村幸治さん。
”イチローの恋人”として知られる。
現在、田中将大選手が所属していた
「宝塚ボーイズ」監督。
世界少年野球大会で日本代表チームを率い、
3年連続世界一に導いた。
<高過ぎる目標は、目標の設定ミス>
※奥村さんは、寮生活でイチローと
1年間寝食をともにした。
2軍時代のイチローは、
夕方に練習を終えると、
早々に眠りに就いた。
そして皆が寝静まる深夜に
こっそり部屋を出ると、
室内練習場で数時間の特打ちを
するのを日課としていた。
ところが、、、
1軍に上がったイチローは
全くと言ってよいほど
練習をしなくなった。
不思議に思って
尋ねてみたところ
「体が疲れ過ぎると
バットが振れなくなるから」
→1軍は、1年中、試合が続く。
移動も「かなり」の距離になる。
当時、所属していた
オリックスであれば
本拠地が神戸だから、、、
・ソフトバンク(当時はダイエー)なら福岡へ
・日本ハムなら札幌へ
・西武なら所沢へ
・ロッテなら千葉へ
・楽天なら仙台へ
と、試合後にかなりの距離を
移動せざるをえない。
※鈴木も、年に1回
福岡、札幌の地方セミナーに参加する。
セミナーを終えて、
帰る飛行機の中では、
決まって、、、
疲労が原因で、
「耳」が「つーん」と
なるぐらいなのだから、、、
1年中、日本国内を転戦している
イチローの疲労度は大変なものだろう。
そんな疲れた中で練習しても
体にとって「いい」ことはない。
かえって無理な練習は
アスリートにとって一番大事な「体」を壊す。
※「体」を壊して主戦場を去っていった
アスリートは多い。
つまり、
短期的にみれば
→1軍に上がったばかりなのだから練習した方がいい
しかし、
長期的にみれば
→練習せずに「体」を休めた方がいい
だから、置かれている状況しだいで
選択も変わるということだ。
そこらへんのところを
イチローはこう言っている。
「奥村さん。“目標”って
高くし過ぎると絶対にダメなんですよね。
必死に頑張っても、その目標に
届かなければどうなりますか?
諦めたり、挫折感を味わうでしょう。
それは、目標の設定ミスなんです。
頑張ればなんとか手が届くところに
目標を設定すれば
ずっと諦めないでいられる。
そういう設定の仕方が
一番大事だと僕は思います」
これが、21歳の子が
言う「ことば」か、と正直、思う。
※鈴木が21歳のころは、、、
恥ずかしくて言えない。(涙)
追伸
イチローの凄さは、
この思考法にある。
オリックス時代のことを
アメリカに渡ってからも
忠実に実行している。
あるところで読んだのですが、、、
イチローは、試合前のバッテング練習でも
ほとんどスタンドに放り込むらしい。
だから、名選手たちは、
イチローの打撃練習が始まると
手を休めて見学するという。
いつでも「ホームラン」を
打つことができる技術を持っているのに、、、
あえて、「ヒット数」にこだわる。
ん~ん、
自分が一番輝くであろう
「オンリーワン」を知っているのだろう。
きっと。。。
次号も、この話しの続きです。
お楽しみに♪
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