西洋医学では、
老人の胃もたれになる原因は
だいだい、こう書かれている。
年齢を重ねると、、、
→胃粘液が減る
→胃に入った食物が消化されない
→胃もたれが増える
(確かに、そうだろうなぁ~)と、思う。
でも、老人でも、、、
そうじゃない人もいるし
若い人でもそんな人はいる。
では、その違いは何なの?
と、言われれば
それは、結論から言えば
肋骨が下がっているか、どうか?
これに尽きるのです。
昔、患者さんで
目がぎょろっとした男性が来ていた。
初めて診た時に
(目が怖いなぁ~)と。
生年月日を確認すると
若かりし頃は戦争に駆り出された年代。
(戦争で、人を殺めた(あやめた)事も
あったのだろうか?)
なんせ、目の奥深いところが
妙に暗いし、まばたきもしない。
だから、、、
と、勝手に思い込んでいたのだが、、、
鈴木のところに通ううちに
こんなことを知りえた。
「前の戦争の時に、赤紙で召集されてね
なんだかんだ、あって、、、
最後は、シベリアに連れて行かれた」
(シベリア抑留者か?)
「自分は、運よく帰還することができたが、、、」
「・・・・・・」
(なるほどなぁ~)
「先ほどから拝見していると
姿勢がぴしっとしていらっしゃいますが、、、」
「先生、それは、そうだろう。
昔は、軍隊で気を付け礼を
徹底的にしごかれたからね。
軍隊は、連帯責任が当たり前だったから
自分ひとりがへばってしまって
背中を曲げると皆に迷惑を掛けるから
それはできないでしょ」
「そうですね」
追伸
当然、この方には
胃もたれはなかった。
姿勢が良くて
肋骨が上がっているから。
なぜ、姿勢が良いかと言えば
20代前半の時の軍隊時代の鍛錬なのです。
ちなみに、この方
鈴木の所に来た理由は
孫の付き添いだったのです。
でも、3回目あたりから
整体に興味を持たれたのか
知りませんが、、、
「自分も診て欲しい」と言った。
そして、診るようになったのです。
痛いところもなく
体に何の問題もなく
それなのに、孫と自分の操法料を
支払っていくのです。
ただ、この方が
亡くなる半年前に
お体を拝見した時のことは、
よく覚えています。
調整する箇所が無いのです。
どこをさわっても「反発」しない。
強いてやるなら背骨のきわだけでした。
その箇所を刺激すると
「ん~ん、いいなぁ~」と
言っておられたことを思い出す。
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