「先生、階段を下りる時が怖いんです」
「階段を下りる時が怖いのは
腰が下がっているからですよ」
※質問された時に、その返答として
腰が下がっていると言われるのと
質問していない時に、腰が下がっている
と、言われるのとでは意味が全然違うのです。
ちなみに、、、
質問されていない時に
腰が下がっていると判断した時には
「腰が下がっていますね」と言わず
「腰の下の方がずいぶんと
お疲れのようですね」と答えるのです。
患者さんが、、、
「先生、階段を下りる時が怖いんです」と
教えてくれているのだから
早速、そこと関係が深い
腰椎5番を中心に診ていくのです。
すると、、、
予想どおり、腰椎5番と仙骨の間が狭い。
「(その中の圧痛点をさわりながら)
あぁ~ここか?」と、ボソリと言う。
「そうなんです」
そこに親指を入れてから
反対側の手で、骨盤を左右に振ったり
上下したりして親指がはまるようにしていく。
でも、親指がなかなか、はまらない時間が
10秒も続くと患者さんの気持ちが
逃げていくのを膚で感じる時は、、、
ちょっと「やり方」を変える必要があるのです。
例を出すと、、、
背中にかゆい場所があっても
その周りをかいて芯に当たらない感じ。
イライラするでしょ。
それと同じ状況が起こっている
可能性があるのです。
そんな時は、腰椎5番と関係する
お尻のえくぼの付近を刺激するのです。
患者さんは、たいてい不意を付かれたように
「ウッ」となる、そして再び腰椎5番を押さえるのです。
今度はうまくいきます。
なぜか?
気持ちが切り替わったからですね。
追伸
腰椎5番が下がって仙骨と近付くと
腰椎5番の可動性が無くなります。
その結果、階段を下りる際に
ふらふらしたりするようなことが起こるのです。
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