「手のしびれ」を訴えた患者さんが
お見えになった時に
必ずお聞きすることがある。
それは、「手のしびれ」が、、、
風呂に入ったあと
楽になるか?どうか?
なのです。
風呂に入って「手のしびれ」が
楽になるようだったら、、、
筋肉の疲労から来ている。
しかし、風呂に入っても
「手のしびれ」が変わらなければ、、、
以下のことを考える。
・頸椎の問題
・血圧降下剤の服用
・糖尿病
まだ、ほかにも「ある」と思うが、、、
取りあえず
・頸椎の問題であれば
→頸椎の動きを確認する
そして、過去に
交通事故、打撲があったかどうかを
あわせてお聞きする。
そうでなければ、、、
・血圧降下剤の服用(10年以上)
・糖尿病
・動脈硬化
など、内臓的な疾患がある
可能性も「無い」とはいえないので
それらを確認する。
※血圧降下剤は、心臓の働きを弱めて
血圧を下げるのが目的なので
長年、使用していると
どうしても体の末端である
指先や、足先の血流の流れが悪くなる。
新鮮な動脈血を送り出せないから。
また、糖尿病は、血液中にある糖分が
指先や、足先の細い
毛細血管をふさいでしまうので
結果、血流の流れが滞るために
「手のしびれ」が起きるのです。
つまり、2、3度操法をして
「手のしびれ」が何ら改善しない時は、、、
病院に行ってもらうことを
おすすめするのです。
※整体は、凄い技術なのですが
「できること」と「できないこと」があるのです。
当然、整体操法の力量の差によって
「その基準」は変わるわけですが、、、
現在の、鈴木の能力では
ここまで書いてきたようにしかできないので、、、
病院に行ってもらうようにしています。
追伸
いつも書いていますが、、、
鈴木個人は、井本整体の技術は
大変にレベルが高いと思っています。
しかし、
自分のできる範囲(=実力)を超えて
整体指導するのもどうか?と
考えています。
しかし、「知識」は邪魔にならないので、、、
このところ解剖学、生理学などの本を
必死に読んでいますが
体、いや「生命」が織りなすメカニズムは
1+1=2 では、ないようです。
※単純ではないということです。
複雑に、それも巧妙に
作られているように感じます。
京都大学の山中先生は
先日、NHKの番組でこんなことを
言っておりました。
「現在の医学では、
まだ10%も解明されていないのが実情です」と。
(ん~ん、、、)
しかし、まだ10%も解明されていないのに
鈴木は「今」生きている
あなたも「今」生きている
この現実を、しっかりと把握すると
「見えてくるもの」が
変わってくるように思うが、、、
あなたは「どう」思う?
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