「以前、お教えした人体力学体操を
していらっしゃいますか?」
「はい、しています」(キッパリ)
(その割には、
体が変化していないなぁ~)
と、感じるので
「申し訳ありませんが、
日頃、行ってるように
体操をやってみて下さいますか?」
「ずいぶんと
へりくだった言い方ですね、、、」
(こういうのは、基本的に
鈴木は嫌いなのですよ。
何か、試しているようでね、、、)
だから、こういう言う方に
なるのです、、、
「確かに、、、
以前、お教えした体操を
してくださっていらっしゃいますね」
「はいっ、そうです」
「ところで、この角度は
試してみましたか?」
と、言って
腕の角度を変えると
「ぎゃ~っ」と、言う。
「この角度が、あなたにとって
必要なのですよ。
いつもやってくださっている角度は
もう緩んでいるから
もうやる必要がなくなってきています。
今は、この角度があなたにとって
伸ばすべき角度、箇所ですね」
「先生、それって何が違うのですか?
素人にはわからないですよ」
「そうですね、、、
腕を挙げて伸ばした時に
呼吸が自然に止まってしまう角度。
伸ばしづらい角度。
これこそが、あなたにとって
必要なのですよ」
「・・・・・・」
「では、もう一度やってみせますよ。
あなたが、いつもやっている角度はこれ。
ストレッチした感じがしないでしょ。
そうではなくて、こう腕を
ひっくり返して伸ばした角度。
この角度が、あなたにとっての
必須の体操なのですよ」
と、いう具合に
「伸ばす方向」を「言い方」を
替えて何度も教えるのです。
そして、その角度を患者さんが、
確かに「実感したか?」
どうかを確認するのです。
追伸
次回、お見えになった時は
この角度が認識できたのかを確認する。
伸びた感覚を一回でも
「実感」できれば、
次からはうまくできるのです。
※今回の人体力学体操は
C体操でした。
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