先日、「腰が痛いんです」と言って
当院にお見えになった方がいらっしゃる。
観察の段階で、痛いはずの腰を
さわってみても、硬くないのです。
(これぐらいの硬さだったら
痛くはならないはず)
その程度の硬さ。
もしかして、
(この人は、お尻が痛いんじゃないかな?)
と、思い、お尻をさわって
「この箇所が痛い
んじゃないんですか?」と聞くと
「そうだ」と答える。
その箇所は、硬いというより
力が無い状態。
その後、操法をしながら
いろいろと聞いてみる。
「痛くなる前に、何か
変わったことをしましたか?」
「してない」
「同じ姿勢を続けましたか?」
「してないです」
「旅行とかに行って長い時間
バスに乗ったりしたか?」
「ないです」
それで、ある箇所を確認して
前と後ろの温度が違っていたので、、、
(長い間、服薬している人の体だ)
「もしかして、血圧の薬
飲んでませんか?」
「えっ、(何でわかるの)
血圧を下げる薬を飲んでます」
「10年ぐらいですか?」
「はいっ、10年です」
「じゃ~おおもとの原因は
それかもしれませんね。」
「・・・・・・」
追伸
血圧を下げる薬は、
心臓の働きを弱めます。
血圧が高いということは
血液を末端まで飛ばす力が強い。
つまり、心臓の働きが強い。
と、いうことになります。
そのために高血圧に
なっているのですから
心臓の働きを弱めるればよい。
だから、血圧を下げる薬
血圧降下剤は心臓を弱くする薬です。
これを長く服用していると
心臓が弱まり、血液を
末端まで飛ばせなくなり
その結果、血行不良になり
「痛み」が出るのです。
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