コロナ禍で通院を見送っていた
70代の女性。
1年●月ぶりにお見えになった。
「先生、横浜駅の相鉄線入口の
箇所が変わったようで戸惑いました」
「1年●月ぶりだから
そうかもしれませんね」
正座の形でお体を拝見する。
鎖骨、肩甲骨、後頭部、骨盤を
さっさと確認していく。
この段階では、細かいところよりも
その日の、その方の特徴を見つけることが大事。
初診でお見えになった時の
観察カルテはあえて見ない。
なぜなら、それに引きずられて
その日の、その方の特徴を
先入観に頼ってしまうから。
すると、、、
左肩甲骨の内側の筋肉が
硬く盛り上がっているのがわかる。
ここは、消化器と関係が深い箇所。
胃の調子はどうだろうか?と、思う。
その確認のために、
早速、「お腹」を診てみる。
確認箇所は、鳩尾からへそまで。
特に鳩尾が硬く、緊張している。
「●●さん、胃もたれとかしませんか?」
「えっ、、、実は、そうなんです」
「やっぱり、そうでしたか、、、」
「わかるもんなんですね」
「胃の入り口がキュッと締まらないと
胃酸が口元にまで上がるから」
「口内炎とも関係ありますか?」
「大いに関係ありますよ」
「そうですか」
※口内炎が発症する時は
胃袋に負担が掛かっている状態。
体が、胃袋にものを詰め込んで
欲しくないので、そうしているのです。
後は、硬直している鳩尾を
緩めることだけを考えるのです。
追伸
このように、、、
その日の、その方の特徴を
見つけ、そこを調整していくのです。
ちなみに、胃の不調といっても
鳩尾が硬直している場合と
へそ近くが硬直している場合とでは
意味が違います。
当然、調整する箇所も変わってきます。
体を正確に診ていくと
かなりの高い確率でわかるようになります。
言葉は嘘をつく可能性もありますが
体は嘘をつかないと言うのは真理です。
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