鈴木が、「クリアー」という
言葉を聞くと
まず、思い浮かべるのは、、、
もやもやしていた
目の前の課題、環境、状況が
「クリアー」になって
わかりやすくなった様子を思いだす。
しかし、
・ある人は、目標を達成すると
「クリアー」したと言う
・ある人は、晴れた空を見て
「クリアー」な空だな、と思うだろう
・走り高跳びや棒高跳びをする
アスリートは「一回目に軽くクリアした」と
いう使い方をするかもしれない
・バドミントンにハマっている人は
シャトルを高く打って相手コート後方へ
送ることを思い浮かべるだろう
※クリアーを打つという
・ITに関係する人であれば
記憶装置や計算器などを
ゼロの状態に戻すことを言うだろう
・澄んだ音を聞いて「クリアーな音色」だね
と、思う人もいる
つまり、「クリアー」という単語
ひとつ取ってみても
人は、それぞれ様々なイメージで
解釈し、咀嚼し、自分なりに納得しているのです。
したがって、
仮に、指導者が、
ここを「クリアー」にしましょうね、
と、言っても、、、
指導者が、本来言いたかった
「クリアー」の本質的な意味合いを理解する人は、
ほとんど「いない」ということになる。
言われたほうは、自分なりの
「クリアー」という言葉を
イメージするもんだから
伝言ゲームといっしょで、、、
その指導者が本当に言いたかった
真意は正確には伝わらないのです。
でも、それを聞いた人が
「悪意」を持って曲解しているのではない。
ただ、自分なりの感受性のフィルターを通して
その指導者の発した言葉を翻訳しているのです。
ちょっと複雑になってきたので、、、
今までをおさらいすると
人から発せられた言葉には
言葉自体にはたいしては意味がない。
言葉を語った人の、
バックグラウンド、状況をしっかりと把握しないと、
本当の意味で、この方が発した
「クリアー」という言葉の本質は理解できない。
と、いうことなのです。
追伸
と、いう具合に、、、
自分が言いたかったことの本質を
100%理解してもらうことは
かなり難しいのです。
つまり、あなたが言ったことの
20%も相手に通じて理解してもらえれば
「御の字」ぐらいに考えた方が
正解かもしれません。
だから、指導者(=あなた)が
何かを教える際には、、、
1つの例を出すだけでなく
あらゆる角度からの説明が
必要になるのです。
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