前回は、
「私、むずむず症候群なのですよ?」と
おっしゃる男性の方がいらっしゃった時に
よしみ整体では、こんなことを考えながら
施術していることを書きました。
※これが「正解」とは限りませんので
ご容赦のほどよろしくお願いいたします。
「確か、、、
前回は、頭を診るところまででしたね、、、」
それで、今回は、その続きです。
次に、「お腹」
左上腹部、右上腹部、みぞおちが、
異常に硬ければ
何か?ストレスがかかっている。と見る。
あわせて、下腹の弾力を診る。
ここに、内から盛り返す弾力があれば
左上腹部、右上腹部、みぞおちが、
多少硬くても大丈夫。
「お腹」は、体の中のすべてを
映し出す箇所なので、、、
判断に迷った時は、「お腹」に返り
最終判断を下すようにしております。
「鈴木さん、ちょっと質問していいですか?」
「はいっ、何ですか?」
「この患者さん、、、
確か足のむずむず症候群ですよね?」
「そうですね」
「足の異常だと言っているのに
よしみ整体では、今まで書いてきた箇所を
必ず観察するのですか?」
「はい、そうです。
世間の常識とは違うと、鈴木はよく
言われるのですが、、、
足の異常の時に、足自体が悪くて
足に症状が出ることの方が稀なのです。
例えば、ひざが痛い時、
ほとんどのところでは「ひざ」しか診ない。
患者さんの方も、ひざが痛いのだから
ひざが悪いのだと思い込む。
しかし、ひざを長い間、治療してもらっても
ちっとも「よく」ならない。
そして、
「先生、私のこのひざ、
どうなんでしょう?」と聞くと
「老化だから」「齢だから」という
必殺の殺し文句が出てくるのです。
だれでも、「老化だから」「齢だから」が
出てきたら「納得」せざるを得ないでしょ。
しかしですね、、、
ひざが痛い時は、ひざが悪いことは少なく
脚にくっついている筋肉の
バランスを取るために
股関節、仙骨、腸骨、お尻、お腹を
調整すると、ほとんどのケースが解消するのです。
※ただし、いじくり回したひざは
なかなか難しいです。
話しが、ちょっと
それたので戻りますよ。
次は、「胸周り」
鎖骨周りを中心に診る。
この箇所で、睡眠の質、肋骨の下がり
肺の下がり、腕の疲労を併せて診ていく
最後に、「腰」ですね。
ここでも腰椎1番と3番の可動性を
中心に診ていくのです。
そして、それらを総合判断して
この方の、むずむず症候群の
真の理由を突き止めるのです。
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