60代の女性。
「先生、質問いいですか?」
「はい」
「この頃、お腹の下の方が
突っ張る感じがして
何か変な感じなのです。
なぜですか?」
「それは、体が冷えたからです」
「冷えたから?」
「その異常感を感じる前に
足首の前面を冷やすことを
しませんでしたか?」
「ん~ん、、、」
「例えば、足元が冷える場所に
行きませんでしたか?」
「・・・・・・」(記憶を探っている感じ)
「お通夜とか?」
「そういえば、49日で、、、」
「そうでしたか」
「でも、あれで、、、」
「女性は、男性と違って
精密機械ですから。
足首の前面を冷やすと
その冷気が子宮を冷やすんです。
その結果、下腹が冷える。
そして、血行が悪くなる。
だから、突っ張る感じがしたんでしょう。
普通、その後、下痢などをして
解消していくんですが、、、」
「そう言えば、、、
私は、通常、下痢をしないのですが
水溶性の下痢が2日ほど続きました。
おかしいとは思ったのですけど、、、」
「その後、お腹の下の方が
突っ張る感じはないでしょ」
「そう言えば、、、」
「なら、それで冷えは解消ですね。。。」
追伸
このように患者さんとの会話は、、、
的を的確に当てると
「信頼感」は異常に増します。
しかし、的を外すと、、、
非常に厄介な結果が待っています。(涙)
要するに、整体指導者は
的確なる観察が、重要になってくるわけです。
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