-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町766-4ルミエール1階

08.24 鬼平犯科帳に学ぶ人間の本質

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『鬼平犯科帳』と言えば
池波正太郎さん。


この本の中で、、、

鈴木が一番よく覚えているのは以下の話し。


江戸の下町で(神田界隈の設定)
世間の相場より、かなり安い金額で
旨い飯を食わせてくれる飲食店があった。

安くて旨いのだから
すぐに、江戸の庶民の中で評判になっていた。


そんな噂を部下から聞いた長谷川平蔵は、
興味津津、庶民の扮装をして
実際にその店に行ったそうな。


確かに、驚くばかりの安い金額で
旨い飯を食わせてくれた。


その後、彼は、部下に
この店を探索するように命じた。


部下は、その意味がわからず
彼に質問した。

「お頭(=おかしら)、あの店に何が問題あるのですか?」

「あの代金で、あの飯。
どう考えても採算が合わないだろう」

「そういえば、そうですね、、、」


「だから、怪しいんだ。

商売人は、利益を出そうするのが当たり前。
それなのに、あの金額であの飯。

辻褄が合っていないだろう。

そういう時って言うのは、
えてして、裏であくどいことをしてるのさ」

「・・・・・・」


「それが、人間なんだよ」

「・・・・・・」

 


追伸
整体の現場でも、、、


初回の操法の際に

「先生、お上手ですね」とか
「ここに来て良かったです」と言う方は

経験上、次には、ほとんどお見えに
ならないことが多いのです。


反対に、長く続けてお見えになる方は
初めての操法の時には、たいてい無言です。


不思議なものですが、、、

人間っていうのは、
そのように出来ているのでしょうね。。。

 

 

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