「先生、妊娠しました」
声が誇らし気味で艶(つや)がある。
(待ち望んでいたんだな。。。)と。
胸のあたりがす~っとなり
温かくなってくる。
早速、その患者さんに
仰向けになってもらう。
すぐに、その方のへその下
(子宮がある箇所)を触診した。
そのあたりに、手を大きく当てると
一か所、感じの違う箇所があった。
(ここだなと、、、赤ちゃんがいるのは)
※鈴木だけの感覚かもしれないけれど
患者さんの要求(ここをさわって欲しい)を感じる。
かすかな引っかかりを感じる。
その箇所に鈴木の中指の
第一関節を当てる。
指がすっぽりこの穴に入るように
上下、左右に動かしていく。
すると、次第にその穴の中から
反発するものが出てくる。
それを、捉えていると
「気」というか、非常に大きな
エネルギーみたいなものが
噴き出しているように感じる。
そのエネルギーの凄まじさに
鈴木の体(=生命)も感応していく。
特に、赤ちゃんには
それが強く感じられる。
反対に死ぬ直前の体には
そのエネルギーを感じないから、、、
もしかしたら、
これが「生命」なのかもしれない。
生命=エネルギー
全く科学的じゃないが、、、
そう感じるのだからしかたがない。
追伸
それにしても、
女性には男にはうかがいしれない
途方もないパワーを内に秘めている。
受精卵から10月10日で
赤ちゃんに育て上げてくる女性たち。
その間、どんなことが
妊婦さんの体の中で
行われているのだろう?
赤ちゃんが自分のおなかの中に
いるってどんな感じがするんだろう?
男である鈴木はいつも
そう思うのです。
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