3日続きで、手首の話しです。
今日の話しは、ちょっと難しい内容になっています。
ここでは、左の手首を
右の手で大きく挟んだと考えてください。
一昨日のブログで、
こんなことを書きました。
<(手首の)親指側であれば、
関連性が強い親指、人差し指を
曲げたり、反らしたり、回転したりする>
→親指、人差し指を
曲げたり、反らしたり、
回転したりするだけで
手首の硬直は概ね解消されます。
でも、それは対症療法に過ぎないのです、
プロとしては、なぜ左の手首の
親指側が下がるのか、と言う視点が大事です。
この場合、左の胸に負担が掛かっています。
当然、左の胸と関係が深い
鎖骨、胸の筋肉の調整は外せません。
もちろん、全身を見ての
総合判断が必須です。
<(手首の)小指側であれば、
関連性が強い小指、くすり指を
曲げたり、反らしたり、回転したりする>
→小指、くすり指を
曲げたり、反らしたり、
回転したりするだけで
手首の硬直は概ね解消されます。
プロとしては、なぜ左の手首の
小指側が下がるのか、と言う視点が大事です。
この場合、左の肩甲骨に負担が掛かっています。
当然、左の肩甲骨と関係が深い
背中の筋肉の調整は外せません。
<(手首の)真ん中であれば、
関連性が強い中指を
曲げたり、反らしたり、回転したりする>
→中指を曲げたり、反らしたり、
回転したりするだけで
手首の硬直は概ね解消されます。
プロとしては、なぜ左の手首の
真ん中が強ばるのか、と言う視点が大事です。
この場合、左の肩に負担が掛かっています。
当然、左の肩と関係が深い
肩周りの筋肉を緩めることは必須になります。
追伸
手首のどこが下がるかによって
調整すべき箇所は変わってきます。
その箇所を、正確に厳密に
絞っていくことで
本当にやるべき箇所が
わかってくるのです。
本当にやるべき箇所を吟味し
そこだけを調整することで
患者さんのお体を変えていく。
そして、そこが起爆剤となって
患者さん自身が体を変えてゆくのです。
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鈴木先生、よく覚えていますね