先日、『トレインミッション』を観た。
原題は、「The Commuter」
意味は、定期券利用の通勤者だそうだ。
舞台は、アメリカはNY。
主人公は、警察を50歳で退職後
生命保険会社に転職しているという設定。
生命保険会社は、金融の中心地である
ウォールストリート付近に
あるという設定か?
自宅は、NY郊外
ハドソン川に面したタリ―タウン
※実在する
この間を、彼、L・ニーソンは、
電車を使って10年間通勤している。
まずは、気になったのは「これ」
アメリカは、極端に進んだ「車社会」のはずだ。
今まで、観たアメリカの映画では
主人公は、「車」を使って通っていた。
しかし、この映画では、電車による通勤。
※金持ちは、電車に乗ることは
ありえないのだから。
そうすることができない彼は
これだけでも中流社会の人間ですと
言っているのに等しい。
この斬新な設定が、まずはおもしろい。
(いやいや待てよ、、、
通勤途上で起こる電車の中で起こる
映画に現実感を出したいために
無理やり主人公の設定を作ったのか?)
この主人公は、先祖はアイルランド。
名前は、マイケル・マコーリー
前職は、警官。
※アイルランド出身の警官は多い
アメリカの文化、歴史に習熟していると、
この映画の見方も根本的に変わるはずだ。
さて、いつも通りに
予告篇を貼っておくので
まずは見て大まかなストーリーを
頭に入れて下さいね。
続いて
【スタッフ】
監督:ジャウム・コレット=セラ
※「アンノウン」「フライト・ゲーム」
「ラン・オールナイト」でタッグを組んできた
【キャスト】
マイケル・マコーリー:リーアム・ニーソン
・リーアム・ニーソン
→年齢は65歳という。
鈴木は、彼のことを演技派俳優と認識していた。
日本で公開された映画の前作では
FBIの副長官の渋い役だった。
声が、とても「いい」
佇まいに雰囲気がある。
しかし、この映画でのアクションシーンは
凄まじい、いつものことであるが
「俳優は、大変な職業だ」と改めて思う。
電車が横転するするシーンは
ハラハラドキドキする。見ものだ。
・NYの、地下鉄の駅の様子、電車の様子
街並み、人の感じ、ハドソン川の優雅さ、、、
そういった景色に、感情を持っていかれる。
鈴木は、景色が好きだ。
・よくできたストーリーだと思う。
伏線の張り方も「なるほど」と思わせる。
L・ニーソンも、あるインタビューで
「脚本家が大好きで、尊敬している。
どんなジャンルであろうと、脚本の質で
出演するかしないかを決める」
最後の「落ち」がパンチが効いている。
思わず「うまい」と唸ったほど。。。
・映画の95%が電車の中でのこと。
それも、走行中の電車の中を
舞台に描くリアルタイムサスペンス。
邦画でも、密室、電車ものは人気が高い。
『新幹線大爆破 』高倉健とか
追伸
電車が好きで、L・ニーソンの声が好きなら
とても「おもしろい」映画。
途中、謎解きも加わるので
映画代を払っても損はしないと思う。
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