※年齢は60代としておく。
仮にMさんとしておく。
患者さんの紹介でお見えになる。
※この紹介していただいた患者さん、
最後に診たのは7年前。
その時は、
3回診ただけだったのだが、、、
(鈴木を思い出して
紹介くれたらしい。
ありがたいことだ思った)
話しを戻す。
Mさん、鈴木の操法室に
患者さんに連れ沿われて
左足を引きずって入ってきた。
「Mさん、仰向けになってください」
「はいっ、、、」
※仰向けになるのも大変そうだ。
足を伸ばして寝てくれれば
症状としては「軽症」なのだが、、、
左足のひざを曲げているので
かなり「痛い」のだろう。
すぐさま、痛いという
左足の付け根を触診する。
「これですか?」と、聞くと
「・・・・・・」
それで、左のひざを畳もうとすると
「あっ、痛い」
「ん~ん、これですね」
「そうです」
※ひざを外に開くと痛くないので
内転筋より太ももの強ばりが問題
こういう場合は、、、
左側半身の下がりが
おおもとの原因が多いので
その確認のために
左の脇腹をさぐる。
上部よりも
腰に近い下部の方が硬い。
つまり、左上半身の問題よりも
左下半身の問題が影響を与えている。
※左の上半身は下がっていない
この段階では、「上半身」のことは
あまり考えなくていい。
骨盤だけに絞る。
それから、うつぶせになってもらって
股関節、仙骨、腸骨の3点を
重点に確認していくと、、、
・股関節の左は下がっている
・仙骨も左に傾いている
・腸骨は左側が詰まっている
最も、顕著なのは
仙骨下部にある
左側の坐骨孔の孔が
つぶれている。
(これが原因だ)
後は、この左側の孔のミゾを
空けるだけだ。
股関節を挙上し、腸骨を下げて
左側の孔に「余裕」を持たせてから
つぶれている箇所に指を入れて
その周りの骨をこそぐが緩まない。
右手の拇指をその箇所に入れて
左手で左足の付け根を抱えてくる。
「左足の付け根が楽だと思いますが、、、」
「ん~ん、、、楽だわ」とおっしゃる。
※患者さんとのコミットメントが
取れれば後は順調に行く
後は、そのまま左腰を
内に締めに入る。
座ってもらって
肩のところをちょっと刺激し
後頭部を締めて終わる。
「はいっ、では立って下さい」
※立ち上がるちょっと前に
「大丈夫ですね」
「さっきよりは楽だけど、、、」
「あれだけ下がっていたのだからね」
「そうですね。。。」
追伸
家でやるように言ったのは
仙骨に蒸しタオル。
体操は、左手を挙上して
腰のミゾを空ける体操だ。
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