小川三夫さん(宮大工棟梁)の話し(1)

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今日は、日曜日なので
ちょっと変わった話しをします。

 

宮大工(みやだいく)の世界に
小川三夫さんという棟梁が
いらっしゃいます。

 

法隆寺の鬼と呼ばれた
西岡常一さん唯一のお弟子さんです。

 

鈴木は、井本整体に入ってから
西岡常一さんを知り
その流れで小川三夫さんを知りました。

 

小川三夫さんは宮大工の職人さんなのですが

 

言うこと、書くことが普通っぽくなく

 

それでいて
虚を突いていておもしろいのです。

 

頭で考えて答えを出す
机上の学問者と違って
叩き上げの人だからなのでしょう。

 

また、その考え方は整体を
習得するうえで
いつも参考にしてきました。

 

今日は、そのうちの3つを紹介します。

 

1、【いろんな能力を持ってる子は浸れない】

 

これは、なまじ頭がいいと
いろいろな可能性がその本人にあるから

修行が厳しくなった時や
自分に自信が無くなった時に
修行から逃げ出そうとする。

 

だから、能力のない子の方が
苦しくても、ひとつの仕事しか
見られないからそこで踏ん張る。

 

と、いうか他のことが
器用にできないのでそこで頑張る。

 

結果、長くやり続けることができ
将来的には「芽が出る」そうです。

※小川さん:高校の成績は55人中55番

 

 

 

2、【芸事の世界は鈍が勝ち】

 

1と関係がある話し。

 

器用ではなくて、鈍くても
一所懸命なやつが最終的に勝つ。

 

理由は、宮大工が学校とは違うから。

 

学校は、勉強しかないから、
頭に入れるだけでいい。

 

すると、それができるのは
頭のいい子やできる子。

 

しかし、宮大工はすべてが「応用」

 

頭で覚えたことは忘れる。

 

 

 

3、【気づくか気づかないか?】

 

宮大工の基本は「刃物」を研ぐこと。

基本的に1日の仕事を終えてから
宿舎に帰って刃物を毎日研ぐ。

 

切れないと翌日の仕事が
うまくいかないので懸命に研ぐ。

 

普通は1年かかる。
※研ぎ方は教えない。
師匠のカンナくずを手渡すだけ。

 

 

刃先に一点の曇りもなく
ピシーッと研ぐということになると、
10年研いでも研げない子は研げない。

 

つまり、刃物がうまく研げたか?
研げなかったか?

 

は、隣で見ていてもわかるが

 

一番大事なことは本人が
わかるか、どうかの見極め。

 

(これは、うまく研げたぞ)

と、思って確認のために
ちょっと削ってみて、
いいカンナくずが出れば

 

(これでよし)

 

と思えるかどうか、、、

 

 

この感触を感覚として感じたいために
10年近く刃物を研ぐわけだ。

 

しかし、それを顕微鏡で刃先を見て
「これは研げている」と判断する癖を付けると

毎回毎回顕微鏡に頼る人生になってしまう。

 

そうではなくてポッと見ただけでも
事の正否がわかるようになって、

しかも顕微鏡以上に
目が肥えなきゃダメなわけです。

 

これが「気づくか気づかないか?」

 

 

 

追伸
井本整体も宮大工の世界も
いっしょでした。

奥が深いです。

 

 

 

 

 

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