背筋の凍るニュースを読んだ。
2016.8.15『グノシー』という
情報サイトのIT・科学の1記事。
題名は、「10年後には人間いらずに?
AIに引き継がれつつある10の職業」だ。
もともとはIT先進国アメリカの情報
サイトからの転載によるもの。
現在、人間が四苦八苦して
築き上げてきたスキルに
取って代わるサービス(アプリ)が
すでにあるという。
そうなると、日本が得意としてきた
職人技も10年もすればすたるかもしれない、、、
そして、入社したばかりの
新人君がベテランと同じレベルの
仕事をするようになるだろう。
すると、完全に年功序列がなくなり
当然、コスト(給料)が
多くかかる中高年は
さらに拍車をかけて
馘首されるから今以上に、
リストラのスピードが増すだろう。
そんなことを考えると
技術が進むのはいいことなのか?
それとも「大きなお世話」なのか?
全く、難しいところだ。
消えるかもしれない10の職業とは、
1、 ウェブデザイナー、エンジニア
2、 オンライン・マーケッター
3、 オフィスマネージャー
4、 経理
5、 人事
6、 ジャーナリスト
7、 エディター
8、 弁護士
9、 医者
10、 心理療法士、セラピスト
だ、そうだ。
にわかには信じがたいが
実際に、オフィスマネージャーの
職業に変わるサービスでは、
「イギリスのバーミンガム大学が
開発したロボット『Betty』が、
同じくイギリスの
トランスポート・システム・カタパルト社で
オフィスマネージャー見習いとして
2ヶ月の間、採用されたことが
話題となりました。
『Betty』は、非常に効率的に
従業員の就業時間、残業時間を管理し、
来客の応対と備品の管理を担当しました。
社内の的確な場所に人を
案内できるだけでなく、
誰かが他のスタッフのデスクから
ホッチキスを借りたことなども
把握するといいます。」(抜粋)
と、いう具合に、、、
また、絶対にAIでは代替が
無理だと思っていた
「ジャーナリスト」という職業でも、、、
すでに、『Wordsmith』が書いた記事が
世界中で読まれているそうです。
(知らなかったなぁ~ (-_-;)
(作家もいなくなりそう)
さらに、「医者」の分野でも
「イギリスで開始されたオンデマンド
医療サービス『Babylon』では、
利用者がスマホの画面の中の
医師と会話し、診察してもらったり、
的確な医師を紹介してもらって
自分の体質に合った薬を
処方してもらったりできます。」(抜粋)
つまり、日本にいながらにして
アメリカの著名なドクターの
診断を受けられるということ。
(渡米する必要がないということだね)
結果、やぶ医者が淘汰されていくことになる。
それはそれでいいことだけれど
読んでいて
考え込んでしまいました。
追伸
井本整体では、入門当初から
「命をモノ扱いするな」
「肉の塊を押すようなまねはするな」
と、きつく戒められてきた。
だから、練習する時には1回ごとに
相手の命に「礼」をする。
命に敬意を払って練習をするのだ。
そんな命と命とのやりとりに
AI が付け入る隙は無い。
この話を読んで
改めて「基本」に戻って
この人とは、1回限りなのだ、
との決意を持って患者さんに
接していこうと思った。
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