先日、ある患者さんの
アキレス腱の箇所を観察した。
うつぶせになってもらって
左右のアキレス腱を
同時に摘まんでみた。
アキレス腱は、基本的には
つまむのが難しいくらいに細く、
内側にきゅっと
締まっている状態がいい。
ちょっとわかりにくいので
例を出してみる。
サラブレッドは、足首が
細ければ細いほど、
走るのが速く、強い。
それと、同じように
アキレス腱も、細ければ細いほど
よく動くようになっている。
常識的に考えれば、
重い体重を支えるには
「太く」なくてはいけないが、、、
「生命」に関することは
それと反対なことが多い。
分かりにくいので
もう1つ例を出す。
スポーツをやりすぎると
心臓が、次第に肥大し
「スポーツ心臓」となって
その働きが鈍くなる。
胃袋も、いっしょで
「胃拡張」のように大きくなると
働きが増すように思うが、、、
そうでない
人間の体は、大きくなったり、
拡がったりすると
調子が悪くなり働かなくなるのです。
(とても不思議だ、、、)
つまり、アキレス腱は、
細く締まっていると
働きがいいと、いうこと。
左右のアキレス腱を同時に
挟んでみると、、、左が硬い。
(左か、、、)
ココからは鈴木の頭の中
・左だから、交感神経過敏?
・頭の緊張?
・腰椎5番から仙骨1、2番の硬直?
特に、整体の観点からいうと
「アキレス腱と頭の関係性」は
非情に深い関係にあるのです。
頭がリラックスしている人の
アキレス腱は柔らかく弾力があり、
細いのです。
反対に、頭が緊張している人の
アキレス腱は硬く、弾力がなく
締まりがなくダボっとしているのです。
ですから、スポーツの現場で起こる
「アキレス腱断裂」の真の原因は
肉体的な疲労というより
精神的に緊張しているケースが
多いのです。
追伸
臨床上では、アキレス腱の異常を感じたら
頭(=ストレス)と関係が深い箇所を
観察していくのです。
腰椎1番、5番
お腹(感情抑圧活点)
は、外せないです。
すると、腰椎1番が硬く
下に下がっておりました。
ですから、硬いアキレス腱だけを
調整するだけにとどめず
体の中心部である背骨
この場合は、腰椎1番ですが
ここの調整は必須になるのです。
関連記事
- 2017.08.26
先生、警察官、銀行関係者の宴会は荒れる - 2019.04.06
食べたらほとんどの不調は解消すると断言する年寄り - 2018.04.18
奥さんに、「歩こう」と言われるのが苦痛だと言う男性の話し - 2019.07.15
ストレスまみれの過敏な頭を緩めるのは足だ - 2017.04.24
なぜか乗っ取られる、、、?! - 2020.04.08
今日はビリー・ホリディ、昨日はメタリカ