ある患者さんのお腹を
診ていた時のこと。
お腹にある硬結を捉えた。
※硬結とは、穴ぼこの中にある急所。
これを捉えると、体が暖かくなったり
関連する場所にズ~ンと響く。
整体を勉強する人は
硬結を捉えることは
必須の技術になる。
「●●さん、(捉えている箇所)が
暖かくなってきたのが、わかりますか?」
「わかります」
「これって、●●さんの体の中が
反応しているんですよ」
「えっ、、、そうなんですか?
てっきり、先生の手が暖かいのかと
思っていましたよ」
「それは、ちょっと違くて、、、
●●さんの体の中から
エネルギーが湧いてきているんですよ」
「そんなもんですか、、、
でも、気持ちがいいから
どっちでもいいかな」
追伸
こんな話しを書くと、、、
きまってこんな質問を受ける。
「ツボとは違うんですか?」
そもそも、ツボを勉強したことが無いから
何とも答えにくい。
硬結を捉えることを指先が覚えると
整体操法に「力」は要らないと
言うことがよく理解できる。
手を、大きく使って、
相手のお腹を包み込む。
すると、手の中で
・呼吸している箇所
・呼吸していない箇所
が、何となく感じ取れる。
「鈴木さん、呼吸するのは肺でしょ」
と、よく突っ込まれる。
この質問者のように、、、
「呼吸」は、肺がするものと
思っている方も多いと思う。
でも、皮膚呼吸と言うように
皮膚でも呼吸しているのです。
※湯船に入ると、皮膚でも
呼吸をしているのがよくわかる。
泡が出るからね。
つまり、言い方を変えれば
皮膚にある硬結を
捉えることによって
呼吸を促し、細胞を活性化している
とも言えるのです。
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