こう言われた高齢者は
筋肉を付けようとする。
いっけん「正しい」ようだが、、、
よく考えてみると
この考え方はおかしい。
「鈴木さん、どういうことですか?
今は誰でも、そう言っていますよ。
筋肉を付けないといけないって」
「そうですかね、、、
鈴木の道場の前は
近くにある保育園児たちが
散歩に行く通り道になっています。
彼ら、彼女らは、、、
スタスタと歩いています。
それを見て、
あぁ~保育園児たちは
筋肉が付いているな、
と、思わないですよね」
「確かに、、、」
「どう考えても、、、
高齢者の筋肉よりは
量的に言っても、
バランス的にも少ない。
ってことは、明らかです。
つまり、筋肉が減っているから
・歩行が困難
・ふらふらする
・膝が痛い
・ちょっとした段差に引っ掛かる
・バスや電車でよろけやすい
・靴下を履く時によろける
など、様々な不調が
筋肉の減少が問題とは
言えないってことに納得すると思う。
「なら、なぜ高齢者に
そんな症状が出るのですか?」
「これは、保育園児たちと
高齢者の姿勢を比べてみると
一目瞭然です。
保育園児たちは、
・胸を上げ
・背骨のアーチを作り
・腰のアーチを作る
しかし、高齢者は
・胸が下がり
・背骨のアーチが無くなり
・腰のアーチが無くなる
追伸
要するに、、、
保育園児たちを真似すればいい。
背筋を伸ばすことに絞って
人体力学体操をすればいいのです。
筋肉を付けることを考えるより
背筋を伸ばすことが
一番、簡単で
最も「効果」があるのです。
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