-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町766-4ルミエール1階

12.27 師匠に学んだのは呼吸

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藤澤洋さん(77歳)

日本画、水墨画を
木版画で表現する彫師(=ほりし)

現代の名工に選ばれた。


藤澤洋さんの作業部屋は
京都東山を望む場所にある。


京都東山を望む場所と聞いて、、、

鈴木がまず思い出すのは
『男はつらいよ』の映画なのです。


「鈴木さん、また寅さんですか?」

「そうです。。。
人生の大事な勘所は
すべて寅さんから学んでいます。

ですから、、、

寅さんを偲んで(=しのんで)

ロケ地のすべてに足を運んで

現場を、この目で見て、
実感しているのです」(苦笑)

 


その映画は、ある陶芸家の話し。

先々代の片岡仁左衛門演じる
陶芸家が、鴨川べりを散歩しています。

 

散歩の途中に
鼻緒が切れた陶芸家に

寅さんは、

「じいさん、鼻緒が切れたのか?」

と、優しく声を掛けます。

 

「人たらし」である寅さんは
片岡仁左衛門演じる
陶芸家に気に入られます。


そこには、、、

きれいなお手伝いさん
(=いしだあゆみ)がいて、

後は、いつも通り
恋に落ちて失恋するのです。(苦笑)

 

 

話しをもどして、、、

藤澤洋さんは、あぐらを組んで
やや前傾姿勢で机に向かう

「足腰が決まるから」と、言う。

※仕事によって
正しい「型」は違うということ。

 

藤澤洋さんによれば
16歳で木版画彫刻に入門。


初めは

師のそばで技を目に焼き付け
「いろは」など曲線の文字で
刃の切り回しを身に付けた。

丸ノミ、平ノミを握り

仕上げ近くの「さらえ」を
やらせてもらえたのは
3年が経ってから。

神経をすり減らす
細かい作業の連続で
限界まで出し尽くす心意気を培った。

 

浮世絵の
葛飾北斎、喜多川歌麿が
後世にまで残ったのは、、、

優秀な木版画の
彫師、摺り師がいたからだ。


「せやさかい土台となる
修業が欠かせません」

と、言う。


そして、

「一人前になるまでは
少なくても10年の修業が必要」

「僕はどんくさい人間やから
25年もかかってしもうた」


さらに、、


「ええ因を積めば
ええ結果が返ってくる。

この世界は評判が物を言う。

一度、あの彫師はあかんとなれば
仕事が他にいってしまいますねん」

 


追伸
今日の話しは
整体といっしょなのです。


「一人前になるまでは
少なくても10年の修業が必要」とか。


「僕はどんくさい人間やから
25年もかかってしもうた」とか。

※鈴木は、21年目

 

「ええ因を積めば
ええ結果が返ってくる。

この世界は評判が物を言う。

一度、あの彫師はあかんとなれば
仕事が他にいってしまいますねん」

※その通り

 

こういった修行の話しを
読んだり聞いたりすると
ある共通項に気が付きます。


頭が良く回る
要領のいい人間よりも

要領が悪い
どんくさい人間の方が

大成しているケースが多いです。

 

このへんに、、、

「技術」を身に付ける上で

重大な秘密が
隠されているように感じます。

 

 

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