9歳のころに始めたものは
上達が早いというが、、、
その通り。
私にとってそれは
「珠算(そろばん)」だった。
当時は、9歳(小学校4年)で
[珠算」の授業があった。
同級生だった平沢君は、
すでに珠算塾に通って
いたためか上達が早かった。
彼とは家も近かかったためであろうか
なぜか、非常に悔しかったことを
いまだによく覚えている。
その晩、母親に頼んだ。
鈴木「お母さん、そろばんを
習いたいんだけど?」
母親は即座に
「いいよ」と、言う。
このあたりの呼吸というか
瞬発力というか勘というか、、、
よくわからないが
そういったところは
母親は決して外さない。
まぁ~勘のいい女なのだろう、と
自分の母親ながら思う。
そして、鈴木は自分の希望通り
そろばん塾へ入門した。
好きで入ったので
どんどん級が上がっていった。
小学校から帰って
おやつを食べ、6チャンの『水戸黄門』を
見ながら練習していたが
それでもそろばんの上達ぶりには
関係がなかった。
よっぽど、そろばんが
自分に合っていたのだと思う。
小学校6年の時には
全珠連の段を受けるまでになった。
段の試験は、確か
・掛け算
・割り算
・足し算
・伝票の足し算
・平方根、立方根
・暗算
・応用(利回りの計算)
だったように思う。
特に、平方根、立方根、伝票
応用計算は苦手だった。
ちなみに、平方根、立方根の
伝票、応用計算の試験は
以下のような形で出される。
実際は、こんな簡単じゃないが、、、
●平方根の設問で
「49の答えは?」→ 7 になる。
7×7=49
●また、立方根の設問で
「343の答えは?」→ 7 になる
7×7×7=343
●伝票計算は、ある一枚の伝票を渡され
(だいたい30枚ぐらい)をめくって
ただ単にその合計を出す。
●応用計算は、
年利5パーセントの複利で
運用すると20年後、もとの原資は
いくらになるか?
と、いったものだった。
今、このブログを書きながら
あの頃のことを思いだしているのだが
40年前に、
「よくやっていたな」と
正直思うのです。
試験の前に、塾長から
平方根、立方根、複利の計算などは
習った記憶があるが、、、
しょせん12歳の小学校6年生。
ホントの所がわかるわけがない。
理論は皆目わからないので
ただひたすら形を覚えた。
すると、
「正しい答えはいつの時でも
美しい数字になっている」
間違っている時は
「その答えは何となくきれいじゃない」
あなた「それって、全然、
理にかなっていませんよね?」
鈴木「でも、それが真実なのですよ」
追伸
その40年後、そのやり方が
正解だったことに気付く。
整体を患者さんに
操法していて迷う時、
あの頃を思い出す。
「この患者さんにとっていい形とは?」
「きれいな答えとは?」
やっぱり、「これ」が真実。
↓
「正しい答えはいつの時でも
美しい数字になっている」
ですね。
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