先日、『グリーンブック』を観た。
本年度のアカデミー賞の
作品賞、脚本賞、助演男優賞を
受賞したためであろうか、、、
映画館は7割方、埋まっていた。
鈴木がこの映画を観て思ったことは
やっぱり映画は、
主人公のキャラ設定に
尽きるなぁ~と。
主人公である
粗野なボディガードのイタリア人
そして、教養あふれる
ピアニストの黒人
この対比のおもしろさ。
これに尽きるのだが、、、
もっと細かく見ていくと、、、
●粗野なイタリア人ボディガード
→ トニー・“リップ”・バレロンガ
(ビゴ・モーテンセン)
・ホットドックを34個も食べる大食漢。
・学歴は小卒で太っちょ(大らか)
・イタリア移民が多く生活する
NYブルックリンで大家族で暮らしている。
・口先が上手でトラブルを処理するのが得意
かたや、
●教養あふれるピアニストの黒人
→ ドクター・ドナルド・シャーリー
(マハーシャラ・アリ)
・ナプキン無しに食事をする
習慣が無いエリート。
・学歴は、学位を3つも持っている。
・やせぎすの体型(神経質)
・カーネギーホールの階上に
住居を持つが家族はいない。
と、ここまで書いてきて、、、
主人公の二人を
監督は、かなり両極端の設定に
していることがわかると思う。
つまり、この主人公2人の設定で
この映画は生かされているのです。
では、、、
予告編を見て、
その確認をして下さいね。
続いて
【スタッフ】
監督:ピーター・ファレリー
続いて
【キャスト】
ビゴ・モーテンセン:
トニー・“リップ”・バレロンガ
マハーシャラ・アリ:
ドクター・ドナルド・シャーリー
舞台は、NY。
ブルックリンから始まる。
ここは、イタリア系難民が
多く移植した町。
あの有名な映画
『ゴッドファーザー』も
ところどころでブルックリンが出てくる。
と、ここまで書いて
思い出したのは、、、
第二次世界大戦でのこと。
日本とドイツとイタリアは
三国軍事同盟を結んだ。
※結果、日本はその後
敗戦に導かれていくのだが、、、
識者の中では、
この三国が同盟を結ぶ意味がわからない
と、いう人もいる。
じゃ~、なぜ同盟したのか?
人間性でこの三国は似ているから。
この三国とも、共通項といえば
・家族を大事にする
・大家族
・一家の中心は「母親」
※戦前の話しですよ、、、
現在は、そうじゃないからね
フランス人、イギリス人と
比較すると、「そういえばそうかもな」と。
言われてみればそう思わない?
戦争は「国益」の
ぶつかり合いと言うが、、、
鈴木は、根本的に
組む、組まないという時には
「相性」と言うヤツがあると思う。
追伸
粗野なイタリア人ボディガードの
ハチャメチャ感、自然体が素晴らしい。
こうやって生きられたら
「幸せ」だろうな、と。
そんなことを
改めて思わせる映画だ。
人生を難しく考えて
ややこしくしている人が
観てほしい映画です。
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