長い間、通って下さっている
70代の女性。
ドアをガラガラと音を立てて
鈴木の道場へ入ってきた。
(あれっ、、、いつもより、
そのガラガラの音が遅いなぁ~)
お顔を拝見すると
何か訴えそうな感じ。
(何かあったな、、、)
すると、、、
「先生、3日ほど前から
歯茎が腫れたようで
ご飯も食べられないのです」
「(やっぱり、そうか)
それは、大変でしたね、、、
では、お腹をみせてください」
突発事項が起きた時には
必ず「お腹」に出ているのです。
すると、、、
歯茎と関係する箇所に
ちゃんと異常が出ていた。
それは、左の腹筋の下側が
異常に強ばっているのです。
「●●さん、左の奥歯の歯茎の下が
おかしいのではないですか?」
「はいっ、そうなんです」
※この●●さん、、、
この指摘に驚かないのは、
今までもそんなことがあったから。
だから、長く通い続けて
下さっているとも言えるが。。。
まず、ここを調整する。
歯茎の不具合で、鈴木のところに
来ているのだから当然のこと。
その後、なぜ?
左の腹筋の下側が
異常に強ばっているのかの
根本的な理由を探すのです。
「年末、家の中のことで
一生懸命働いたのではないですか?」
「そうなんです」
※右の肩甲骨が、いつにも増して
外側に開いていたから
右腕を酷使したのだろう、想像が付く。
その結果、左の歯茎の箇所に
いつもより負担が掛かったのだと。
追伸
その後、左の歯茎の下に
直接、刺激を加える。
最後に、関係する左の腰を
いくぶん強めに締めておく。
このように、、、
突発事項が起きた時には
必ず「お腹」に出ているのです。
見方を変えれば、、、
「お腹」を観察要点として捉え
「お腹」を変化させるために
いろいろな操法が作られたのだと
考える方が、よっぽど理に叶っている。
つまり、「お腹」がわかれば
たいていの不具合に対処できるのです。
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