右腕の上の方が痛いと
しきりにおっしゃる女性がいた。
年齢は、50代半ば。
あまりに痛いとおっしゃるので
「どこが痛いんですか?」と、聞く。
「右腕の上の方なんです」と、言う。
このように漠然と答える時は
かなり重症なのです。
とりあえず、痛くない方の左腕と
痛い方の右腕を同時にさわって
その差を感じ取る。
すると、痛い方の右腕は
筋肉の境い目が無いことがわかる。
(これは、確かに痛いだろうなぁ~)と。
「これは、痛いですね」
「そうなんです」
そこで、その痛い方の右腕を
両手で包み込むようにして
大きく掴んで挟みこむ。
すぐに「少し、楽になった」と、おっしゃる。
※人の体は挟むと、
なぜか楽になるのです。
幼い子が、「ぎゅっとして」と
せがむのは本能的に
このからくりを知っているのです。
両手で対応を効かせて挟む。
その後、挟んだまま
左右、上下する。
すると、(挟んだ)筋肉が
徐々に緩んでくるのがわかる。
そうこうしていると、、、
硬直した筋肉の中に
「ここ」と言う窪みができる。
この窪みの中に、
「痛み」を鎮める箇所があるのです。
「これですかね?」
「そう、それなんです」
後は、この箇所が、
働き始めるのを
身守るだけなのです。
追伸
とりあえず、「痛み」を緩和させた後
なぜ?
右腕が痛くなったかの
大本の原因を取り除いていくのです。
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