この方、年に5、6度お見えになる方。
「先生、左の腕を肩より上に
上げると痛いんです。
50肩ですかね?」と、聞かれる。
「50肩は、通常、斜め後ろにした時に
痛いのですけど、、、」
「そうなんですか」
「でも、肩が痛いのは辛いですよね」
「そうなんです」
「でも、前は手首が痛いと
おっしゃっていましたよね」
※このように、、、
お体を拝見しているうちに
思い出すことは多い。
「そうでしたっけ」
「あぁ~、そうですか」
※患者さんが忘れていることは
あえてふれないで流す
早速、痛いとおっしゃる左の部位と
痛くない右の部位を比較する。
※この観察が最も大事。
その後、痛い箇所を大きく掴む。
「この箇所ですね?」
「そこですね」
でも、そこの箇所が緊張しすぎているので
(この部位は最後にしよう)と思う。
股関節を見る。
右の股関節がおかしい。
そして、すぐさま、左右の肋骨の下がりを見る。
すると、右の肋骨が下がっているのが顕著。
追伸
ここまでわかれば、、、
右の肋骨を上げることを考える。
すると、右の肋骨を上げる角度が
痛いとおっしゃる左肩に当たるので
診立ては、間違いないと確信を持つ。
その後、痛いとおっしゃる
左の腕の調整に入る。
肩甲骨の皿の上、肩の骨頭を
中心に緩めていく。
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鈴木先生、よく覚えていますね