ある患者さんの紹介で
お見えになった70代の女性。
経営者。
「実は、左腕が上がらなくなりまして」
「いつからですか?」
「2週間前からです」
「そうですか、、、」
※この段階で、
「コロナウィルス」報道による
ストレスのものと判断する。
「鈴木さん、腕が上がらない理由が
ストレスなんですか?」
「そういうことは結構あります」
「そんな診立てを
するところなんか、
他にはないですよ?」
「井本整体では普通の診方です」
「、、、、、、」
「きっと、この患者さんは
まずは整形外科に行かれたはずです。
それで、異常ないと言われた。
2、3日、過ごしてみたが
左の腕は上がらない。
そして、接骨院に行かれた。
それでも、左の腕は上がらない。
もしかしたら、、、と、思って
友人に話してみた。
それで、鈴木のところへ
ダメもとでやってきたのだと思いますよ」
※なぜ、わかるのかと言えば
鈴木が言わないうちに
操法布団に自ら
「うつぶせ」になろうとしたから。
ベッドで行なう療術に
通い慣れた方は
無意識にそう行う方が多い。
ただ、患者さんのペースで
お体を拝見するわけにはいかない。
すぐに、、、
「仰向けになってください」と、言う。
すると、、、
「(相手は)何をするのか?」
と、思ったのでしょう
体が瞬間に緊張して
集中モードに入った。
そして、左腕が上がらなくなった
原因箇所を探していく。
腋窩、肋骨、お腹は
特に重要箇所である。
追伸
お腹の「ストレス」を示す箇所が
極端な様相を示していた。
「ずいぶんと、ストレスが
掛かっていらっしゃいますね?」
「えぇ~コロナでね」
「コロナですか?」
「うちはお店をやっていてね。
お客さんにコロナをうつしでもしたら
と、考えると居ても立っても居られないわ」
「そうですね」
「そうなのよ」
帰る時には、左腕のことは
一切言わなかったから
よくなったのだろう、と思った。
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