70代女性の患者さんが、
操法室に入ってきた。
この方は、長く通って下さるので
何も言わずに鈴木に向かって背中を向けた。
その際、季節柄、半袖だったためか
両肘が黒ずんでいるのが目に入った。
「肘が、黒くなっていますね?」
「そうなんです。
ずいぶん前から気になっていて
入浴の際にも、こすったりしたんですが、、、
黒いですか?」
「ん~ん、黒いです」
「少しは、薄くなったように
思うのですが、、、」
「・・・・・・」
「なぜ、黒くなったりするのですか?」
「肘と肺は関係が深いので、、、
肺が弱くなってくると
肘が黒くなったりするのです」
「黒いのが薄くなったりしますか?」
「ん~ん、、、難しい」
「難しいですか、、、」
「ところで、温泉に行くと
お尻の肛門周りが黒くなっている
年配の方を見かけたことはありますか?」
「あります」
「よくはわからないけど、、、
体が衰えてくると、黒くなるようですね」
「そうですか、、、」
追伸
肘の先が黒ずんできたことは
肺の老化を示すものです。
医学的には、いろいろな理由があるのでしょう。
ただこの方の場合には、
肘が痩せてきてはいなかった。
まだまだ、体力があると言ってよい。
そんな話しをしました。
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