前から、右ひざの痛みが痛かった。
でも、深く考えるほど
酷くはなかった。
ところが、この1週間は
あまりにも痛いので
不安だったと、おっしゃる80代の女性。
そう言えば、、、
道場に入ってきた時に
ふと、お顔を拝見すると
眉間に深いしわがあったから
「さもありなん」と思った。
仰向けになってもらい
まずは、「お腹」の確認から入る。
「お腹」の上腹部が硬い。
(これでは、不安になるなるだろう)
そこで、まず始めに
この硬いのを緩めることを行う。
この硬いところを緩めながら
「この箇所が硬直すると
いろいろと問題が生じやすい」と
独りごとを言いながら行う。
※「硬い」と「硬直」は意味は同じでも
患者さんが受け取る印象は違う。
これ、とても重要。
すると、、、
「ん~ん、ひざが楽になってきた」
「それは、良かったですね」
「でも、そことひざが、、、」
「ん~ん、不思議ですねぇ~」
追伸
1つ安心したのだろう。
体の力が抜けたところで
右ひざの痛みと関係するところを
淡々と調整する。
操法を終え
「来る前は、どうしたものか
と、不安だったけど」
「よかったですね。
このところ急に暑くなったし
湿気も凄かったからでしょうね。
冷房をうまく使ってください」
「はいっ」
お顔の表情が「ふと」変化していたので
まぁ~大丈夫だと判断する。
それにしても
「お腹」の操法は奥深いものだと
改めて認識する。
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