右のひざの調子が悪いと言う
80代の女性。
基本的に整体では、、、
ひざの調子が悪い時は
ひざを直接、さわらないのが原則。
ひざの異常は、ひざから上にある
筋肉のバランスが崩れている影響で
引き起こされているから。
ひざ自体が悪くて、
ひざの調子が悪いことは少ない。
1つ例を出す。
鈴木が、井本整体入門前
右ひざを曲げ伸ばしするたびに
「カクン、カクン」と鳴る時があった。
整形外科に行ったら
「棚障害ですね」と言われた。
「治りますか?」と聞いたら
「ひざ周りの筋肉を付けてください」
「他には、何かありますか?」
「手術しかないですね」
「、、、、、、」
その後、井本整体に入門した。
そこで、講師の先生から
「ひざが悪いのは股関節、
腰椎3番の異常から来ている」と習った。
では、と思い、、、
股関節Vの字体操をしばらく行っていたら
そのうち「カクン、カクン」の音が消え
治っていた経験があるから。
でも、さわらなくてはいけない時もある。
患者さんが高齢の時。
そんな時には、、、
ひざのお皿の輪郭を確認する。
輪郭がぼやけているところの中に
2、3ミリほどの空間がある。
その箇所へ、両手の手根を入れて
ひざ全体を包み込むようにした後
脚を開いたり、閉じたり
ひざを曲げたり伸ばしたりして
その2、3ミリほどの空間に
手根をはめ込んでいくのです。
※ひざの案配が悪い方は
はめ込むのに時間がかかる。
追伸
すると、中から暖かいものが出てくる。
そして、脈を打ち始めるのです。
「少し、楽になりましたか?」とお聞きすると
「はい、楽になった」とおっしゃってくださる。
声音も柔らかなものになるので
(これで、いい)と確信する。
このように、、、
調子が悪い箇所は「ミゾ」が無いのです。
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