先日、『キラーハンター』を観た。
戦争ものだけに、
予想どおり女性の観客は5%か、、、
男性でも、ほぼ全ての観客が
60代以降の方だ。
鈴木が「この映画」を観て思ったこと。
・ハイテクの最前線は軍である
・戦争と戦争の間が「平和」である
・リーダーは弱みを見せてはならない
細かいところは後で書く。
さて、いつも通りに
予告篇を貼っておくので
まずは見て大まかなストーリーを
頭に入れて下さいね。
【スタッフ】
監督ドノバン・マーシュ
続いて
【キャスト】
ジェラルド・バトラー:ジョー・グラス
ゲイリー・オールドマン:チャールズ・ドネガン
舞台は、ロシア領バレンツ海
場所は「ここ」
バレンツ海は、北極圏にあるが、
暖流である北大西洋海流の影響が
およぶ海域に面しているためか
ロシア領ムルマンスク(コラ半島)は、
冬でも海面が凍結しない不凍港である。
※ロシアは、歴史上
不凍港を求めてきた。
それが、、、
ヨーロッパの出口は黒海にある
クリミア半島のセヴァストポリ。
アジアの出口は中国旅順である。
だから、過去に「ここ」で
「クリミア戦争」「日露戦争」が起きたのだ。
つまり、このロシア領バレンツ海
ムルマンスクは冷戦時代以降も、
ソビエト海軍(ロシア海軍)の
北方艦隊やSLBM搭載原子力潜水艦と、
それを警戒するNATO諸国の海軍に
とって重要な海域となっている。
海底には、1988年に事故を起こした
ソ連の原潜「コムソモレツ」や、
ソ連崩壊後にロシアが海洋投棄した
放射性廃棄物が沈んでおり、
汚染の懸念があるのは常識。
※SLBMは、潜水艦搭載
長距離ミサイル。
弾頭には「核」が仕込まれているのは
軍事上の常識である
・このように、、、
世界情勢、軍事知識を
事前に知っておくと
この映画の持つ意味が
「大きい」ことがわかる。
・主人公である
ジェラルド・バトラーは
鈴木が好きな俳優だ。
昔の、チャールズ・ブロンソンに
感じが似ている。
顔は今風でないけど
ごつごつした雰囲気は
「じゃがいも」のようで
「タフガイ」を感じさせてくれる。
好感持てる俳優さんだ。
※ちなみに、潜水艦艦長は
位で言うと「中佐」か「大佐」だ
・統合参謀本部議長を演じる
ゲイリー・オールドマンは
位で言うと「大将」である。
参考までに、軍のことを
少しだけ書いてみる。
軍は、階級社会なので
下の階級の者は
上の階級の者に
決して逆らってはいけない。
もし、逆らうと「軍事裁判」で
死刑のこともある。
ちなみに、少尉以上を士官と呼ぶ。
下士官のトップは軍曹。
少尉、中尉、大尉
その上は、少佐、中佐、大佐
その上は、准将、少将、中将、大将、元帥
追伸
この映画が作られた頃、
アメリカとロシアは雪解けムードだった。
「それ」を「正しいんだよ」と
誘導するために、、、
この映画は作られたように思う。
アメリカは軍部で
国家の体制が保たれている国なのです。
※アメリカの創立当時のことを
勉強すると理解できます。
だから、軍の「意向」を受けて
ハリウッドの映画は作られているのです。
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