今日は中西輝政『情報を読む技術』、を
読んでブログを書いています。
「鈴木さん、整体指導者が
どんな理由で、このような本を
読むのですか?」
と、こんな質問が、
多く出ると思う。
「それはね、、、
整体のことは
整体のことだけを学ぶよりも
一歩下がって、他のところから
学んでくることの方が
よっぽど身になることが
多いと鈴木は思うからなのです」
※誤解されると困るので
ここで、あえて書いておきますが、、、
整体の勉強は大切です。
否定するものではありません。
ただ、ここで言いたいのは
整体の技術の習得に、
あなたが今までした経験が
丸ごと活かせる、ということなのです。
例えば、鈴木は学生時代
ホテルで接客のアルバイトをしていました。
その時の、「気配り」「段取り」は
整体で役だっていると、いうことです。
要するに、鈴木はね
すべてのおおもとにある理(=ことわり)は
同一の仕組みから生まれてくる。
と、考えているからなのです。
さぁ~ここから
『情報を読む技術』の本文が始まります。
<日本には国家戦略がないと
よく言われるが、
その根本的な理由はただ一つ。
国のトップが極力、楽観主義を廃し、
「Aに転んだらC,Bに転んだらD」という具合に、
一つの情報に対していくつか
シナリオを描いておく労力を避けているから。
シナリオを考えていないから、
戦略もビジョンもなく、
つねに行き当たり
ばったっりになってしまう>
→この文の要諦は、
「なぜ、日本という国は、
データという客観的な情報を
信用しないのか?」と、いうことです。
結論から言うと、、、
これは、「言魂(=ことだま)」の
影響が強いから、、、
日本人は、
「縁起でもないことを言うな」
などと、言うことが多いです。
これが、「言魂(=ことだま)」の呪縛。
このままだと、わかりにくいので
わかりやすい例を出します。
それは、今から77年前のこと。
この年は、1941年(昭和16年)。
歴史に詳しい人なら
「ピン」とくるはずです。
この年の12月、日本は
アメリカに開戦しました。
そう、、、「真珠湾攻撃」です。
初めのうちは、「完勝」でしたが、、、
その喜びもあっという間のこと。
その後の「ミッドウェイ海戦」で
致命的な敗北をした。
そして、1945年8月15日
「敗戦」を迎えることになる。
結論から言えば、、、
この戦は、初めから
「勝てる」戦ではなかったのです。
その証拠に、開戦前に
日本政府は、最も頭脳優秀である官僚に
アメリカと日本との「国力調査」を命じました。
その結果は、、、
あなたが予想する通り、、、
日本がアメリカと開戦して
「勝つ」確率は100%無い、と。
それなのに、、、
なぜ戦ったのか?
それは、歴史を詳細に検証すると
鎌倉時代の「蒙古襲来」にたどり着きます。
あの2回の戦は、
たまたま「神風」が吹いて
事なきを得るという
誠に、希少な「運」での出来事でした。
しかし、「この勝利」は、
その後の歴史では
非常にまずかったのです。
つまり、「日本は、神に守られている」
「いざ」と言う時は、「神風」がきっと吹いて
アメリカを叩きのめすだろう、、、と。
追伸
これは、「整体」でも言えることです。
極論ですが、、、
痛みや、症状が治る人は、
整体しなくても
勝手に治るように
なっているのです。
なぜなら、治す力が
体の中に、もともと備わっているから。
それを、「自分が治してあげた」と
自画自賛し勘違いすることは
ある意味、この「言魂(=ことだま)」の
考え方に近いのではないかと
鈴木は思うのです。
だから、いまだに、、、
エビデンス(=証拠)というか
裏付けが取れる技術を学ぶために
勉強をしていると、いうことが言えます。
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