カラシニコフと聞いて
「あぁ~あのライフルの
開発者のことか?」
と、脳裏に思い出す人は
きっと劇画『ゴルゴ13』の
愛読者であろう。
鈴木も、一時は
全巻コレクションして
熱心に読んでいた。
これを読んでいると
世界情勢がわかった気になるからだ。
確か、劇画の中で
カラシニコフじいさんが
ゴルゴ13に出会ったシーンがあった。
懐かしい♪
ここで、「カラシニコフ?」
それって誰?と言う人も
いるかと思うので、、、
ちょっと説明する。
カラシニコフさんはロシア人。
そして、アサルトライフルとして
超有名なAK-47の開発者。
この銃の凄いところは
・威力が高い
・耐久性が高い
・コストが安い
まるで、スーパーカブのよう。
・頑丈
・壊れず
・燃費良し
そのため、世界で最も広く使われた
銃としてギネスにも認定されている。
特に、アメリカ、ヨーロッパといった
お金持ちの国々ではなく
・旧ソ連
・東欧
・中南米
・アフリカ
・ゲリラ(IS)
などが愛用している銃としても有名。
「貧者の武器」とも。
しかし、
この銃で、けがを負ったり
生命を失った人は数知れず。
現在もなお増加中。
特に、中東で、、、
残念なことだが。
そのカラシニコフさんが生前
懺悔の書簡をモスクワ総主教
および全ロシア総主教のキリル1世に
送っていたのだ。
「開発したAK-47によって
殺された人々に対する責任に関して、
感情的なストレスと戦慄を感じている」
そして、現在
・93歳(この世を去ったのは94歳)
・小作農の息子
・ロシア正教信者
※しかし、最終階級は「技術中将」
の「私」の犯した罪(銃を開発した)は
どうなるのか?と問うたのだ。
「彼」は、愛する祖国を守るために
この銃を開発した。
決して、中東のテロリストたちのために
作ったのではないのだ。
そして、
「確かに、この国にある教会や
修道院の数は増えている」
「しかし、悪は根絶されない」
「人々の心のなかで、善と悪は
お互いに妥協しあっている」
「人間は、この両極の中でもみじめに
生きなければならないのか?」
と、問いかけたのだ。
鈴木には、答えられない、、、
参照:20140122 『イズベスチヤ紙』
※イズベスチヤ紙
ソビエト連邦およびロシア連邦の日刊紙
ロシア語で「報道」を意味する。
追伸
池波正太郎も「鬼平犯科帳」の中で
長谷川平蔵に言わせている。
「人間と言うやつは、
善の裏で悪をやり、
悪事を働きながら
いいことをする、
まことにおかしな生き物よ」と。
考えさせられました”(-“”-)”
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