ネットサーフィンしていたら
興味ある記事を見つけました。
今日は、それについて
書いてみたいと思います。
軽症のうちに
「かぜ」と「肺炎」を
見分ける3つのポイント
●「かぜ」は、自力で勝てる感染症
→ わりと短い期間で、
自力で治癒する。
●「肺炎」は、自力で
治癒するには苦労する感染症。
あるいはときには
負けてしまうこともある感染症。
だから、医師の助けが
あった方がよい。
→ ほとんどが自力で治癒する。
しかし、体力が弱っている方、老人
重篤な症状を持っている方は
急変することがあるので
要注意ですね、と言うこと。
さらに、分析すると
●「かぜ」は、鼻水、鼻づまり、
ノドの痛み、だるさなど、
(1)複数の場所に軽い症状が出ていること
(2)時間経過と共に勝手に治ったということ
つまり、
複数の場所に症状が出ておらず
一箇所だけに強く症状が出る場合は、
「かぜ」では無いことが多い。
例えば、ガンコなせきだけを
症状とする場合、
医者は、(かぜにしては変だな、
肺炎かもな、、、)と思って診療にあたる。
また、何もしないで
放置していたところ、
熱が下がらず、せきが治まらず、
全身のだるさがどんどん悪化した場合、
つまり、だんだん悪くなった場合は、
「かぜ」では無いことが多い。
「短い時間で治癒すると
普通の「かぜ」で
治らないで悪化していくと
「肺炎」ってことですか?
経過をみないと
わからないのですか?」
「、、、はいっ、
そういうこと」
※でもこれこそが
医療の本質である、そうです。(涙)
病気を見極めるには
時間経過が必要不可欠。
実際には、ほとんどのかぜは、
診察室で「かぜでしょう」と
予測が可能である。
その感覚は天気予報に近い。
人の体調にしても、天気予報にしても、
今から1週間以内に起こることは
わりと正しく予測できる。
2週間後とか1カ月後の天気は
当たらないことが多いが、
これから3日間の予報が
外れることはめったにない。
このことを医者はよくわかっているから、
降水確率が40パーセントくらいのときに
念のため折りたたみ傘を
カバンに入れてでかけるような気持ちで、
患者に対して
「かぜだと思いますが、
悪化したらもう一度
病院に来てください」と言う。
(わかるなぁ。。。)
ここで、まとめておくと
【かぜの特徴】
1.過去に経験したことがある
2.複数の場所に同時に症状が出ている
3.症状が軽い
※最近、みんなが新型コロナウイルスに
騒ぐ理由のひとつは、
1が当てはまらないから
普通のかぜは、ウイルスが
全身を回っているにもかかわらず
症状が軽いならば、
それはきっと細菌による
重症感染症ではない。
※ウイルス(=かぜ)には
抗生物質は全く効かない。
だから、安静にしている
以外の対処法はない。
また、気を付けなくてはいけない
肺炎の場合は、、、
【肺炎の特徴】
1.症状は一箇所にしか出ていない
2.症状が強い
3.経験したことがない
↓
【肺炎が悪化しつつあるサイン】
1.症状が一箇所(せき)から
寒気→ガタガタ震え出す→高熱
2.意識がもうろうとしている
↓
危険な状態
追伸
肺炎は、、、
日本人の死因として
4番目に多い。
とくに65歳以上の
高齢者では1番多い。
したがって、、、
体力が弱っている
持病がある
免疫力が弱い
など、懸念材料がある方は
気を付けるにはこしたことが
無いと言えると思う。
※新型コロナウイルスに
感染しても、、、
80%は、「かぜ」症状のみで
自然治癒するそうだ。。。
※参照元
市原 真さん
札幌厚生病院病理診断科
医長、医学博士
『どこからが病気なの?』
(ちくまプリマー新書)
PRESIDENT Online
3/27(金)
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