ある患者さんから
健康診断の結果を見せられた。
「先生、こんなに異常なのですよ?」
「ちょっと待ってください。
私は、医療の専門家ではないので
異常かどうかはわからないです」
「でも、体を診ているでしょ」
「確かに、体を診ているけど、、、
西洋医学的な観点から
診ているわけではないので」
「ん~ん、、、」
「ところで、、、
でも、受診なさった病院からは
すぐに入院しなさいと
言われたわけではないのでしょ」
「そうです」
「それなら、そんなに心配しなくても
いいと思いますけど、、、」
「でも、それだと、、、
手遅れになってしまうのでは
ないかと不安なのです」
「もし、ほんとうにそうなら
病院はすぐにでも入院しなさい
と、言ってくると思うけれど」
「・・・・・・」
「今、病院でも、、、
検査した後で、問題が起きると
法律的にいろいろとトラブルになるから。
そこらへんは、しっかりと
対処しているはずですよ」
「そうよね、、、」
「だから、あんまり心配しなくて
いいのではないですか?」
「そうよね。。。」
「そうだと思いますけど」
追伸
本人も、検査結果が悪かったから
万が一のことは考えていたはずなのです。
患者さんからすれば
(検査の数値は
良くなかったけれど
入院することを提案されなかったから
自分は大丈夫のはず)
と、思い込んでいる。
そこへ、第三者の声として
「今、病院でも、、、
検査した後で、問題が起きると
法律的にいろいろとトラブルになるから。
そこらへんは、しっかりと
対処しているはずですよ」
と、言われた。
その時、
(そりゃぁ~そうだ。
もし酷かったら入院を勧めるだろう。
でも、入院しろとは
言われなかったのだから、、、)
と、想像が働く。
その力が、体を健康に
導く力になるのです。
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