「鈴木先生、手が柔らかいですね?」
「鈴木先生、手が暖かいですね。。。」
と、患者さんに言われることが多い。
それはそれで、うれしい。(^^♪
でも、ここまで来るのに
20年9か月かかっているのです。(涙)
何でもコツコツやれば
「身に付く」といつも
このブログで書いているように、、、
努力は人を裏切らない
と、いつも思っています。
が、、、
20年9か月か?
長いですねぇ~。
しかし、整体をやる者は
この手を訓練して
作り上げることがかなり重要です。
と、いうのは、、、
患者さんの生命とじかに
触れ合うのは「手」だからなのです。
ちょっと例を出しますね。
たまに、本部道場で
井本整体本部講座以外の
研修が行われることがある。
※地方セミナー、特別セミナーなど
その際には、井本整体出身以外の方と
練習をさせてもらう機会がある。
その時に、いつも感じるのは
井本整体以外の方の手が
ごつく、硬く、感じるのです。
※本人の問題ではないです
訓練次第ということです
硬い手でさわられると
理性では(これは練習なんだから)と
思っていても
本能というか、体が
無意識にその手を
「拒否」してしまい
硬結、圧痛点を隠してしまう。
※悪気(わるげ)があるわけじゃ
ホントに無意識です
でも、その反対に、
「気持ちよい手」があるのも事実。
その手ですっと来られると
先ほどとは様子が違い
硬結、圧痛点が自然に
出てくる感じがする。
気持ち良い手に自然に感応して
鈴木の本能が喜んでいる感じ。
ん~ん、例えると
電車に乗っていて
ふと斜め後方に「気」を感じる。
そして、その方向を見ると
ベビーカーに寝ている赤ちゃん。
目と目が合う。
赤ちゃんが、これでもか、という
満面の笑みをして、にこっとする。
すると、こちらも
たくさん実を付けた稲穂が
下を向くように自然に
口角を下げにっこりする感じ。
つまり、何が言いたいのか?といえば
整体は、「型」は
もちろん大事なのだが
前提として、「手」が
柔らかく、気が籠っていないと
ダメだということなのです。
追伸
と、いうわけで
患者さんを診ていない昔は
合掌行気法で訓練しておりました。
※合掌となっていますけど
手の形だけの話で、宗教ではありません。
その後、患者さんを
診るようになってからは
手に気持ちを込めて診ています。
感覚的ですが、手のひらから
息を吐いている感じです。
「鈴木さん、息を
吐くのは肺でしょ?」
と、相変わらず頭が固いことを
言う人がおりますが、、、
「人間の体は60兆個の
細胞からできているのです。
その細胞一つ一つが
呼吸をしているのですよ」
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