ある男性の患者さん。
※年代は、秘密保持の観点から書けない
操法終了後、操法料を頂いてから
次回の予約をされた後、、、
「先生、ちょっとお聞きしたいのですが?」
「はい」
「実は、ここ1週間ほど前から
口内炎になっているのですが、、、
原因は、何でですか?
それと、対処法を
教えて頂きたいのですが」
「口内炎といっても、
●●さんの場合は
口の内側の柔らかいところを
噛むのではないですか?」
「はいっ、そうです」
※外からその方を見ても
口内炎の顕著な状態は見かけないから
「そう」答えたのですが、、、
間違ってはいないようです。
「それは、鎖骨の左右差から
来ていると思います。
●●さんの体を拝見したところ
今日は、鎖骨の右、左
ずいぶん差がありましたからね」
「そうですか、、、
そうなった理由はなぜですか?」
「●●さん、それは、
この湿気によって右の肋骨が
下がったからです。
その結果、右の鎖骨が下がって
下あごをバランスよく
上あごに当てることが
できなくなったからでしょう」
※噛み合わせは、上あごは固定。
下あごが動くことによって行われています。
「つまり、下あごを動かす筋肉が
左右アンバランスになっているのですね」
※その筋肉は、鎖骨にくっ付いている
胸鎖乳突筋です
「今日は、その調整をしておきましたので
じき改善すると思います」
「ありがとうございます」
自力でやる対処法ですが、、、
・蒸しタオルなら右の鎖骨へ当てて下さい
・人体力学体操なら、右の肋骨を上げるC体操
もしくは、右の肩甲骨を中に入れる体操がいいです
・湿気予防としては朝までの冷房は必須
普通は、これで指導は終了ですが
整体に興味がある●●さんには
もう一つ付け加えておきました。
それは、左手で右の鎖骨の圧痛点を捉え
右手の手のひらを上下すると
やたら「響く箇所」が出てくるので
そこに気持ちを込めて手を置いておくと
じき、脈を打つのです。
脈を打つことで「そこの箇所」を
改善する力が体の内から出てくるのです。
※でも、これは整体指導者が
基本的に行う方法なので難しいかもしれない
追伸
このように、臨床の現場では
患者さんからの質問に対して
このように「即答」しなくては
ならない場合が多々あります。
その答えが、患者さんにとって
「納得できる答え」であれば
患者さんは、鈴木を信用する。
しかし、「納得できる答え」でなく
鈴木が、とんちんかんな
「言いたいこと」だけを言えば
結局、「信頼」を得ることができない。
だから、整体指導者は、
「自己研さん」としての勉強が
一生涯、必須になるのです。
※その勉強の際には
師匠のもとで、というのが
絶対的な条件になることは、
言うまでもありません。。。
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