「鈴木さん、
胸椎9番の体操と黒便って
どんな関係があるのですか?」
「いい質問ですね。
でも、まず、基本的なことから
確認していきましょう。
胸椎9番の右は、
特に、肝臓と関係が深いのです。
肝臓は右にあるからね。
体の末端から、
静脈で運ばれた血液は
いったん肝臓に運ばれる。
そして、肝臓で毒物を
無害化し、新鮮な血液を
心臓に送るのです。
ちなみに、肝臓1個の働きで
京浜工業地帯にある
化学工場全部の
働きを示しているらしいです。
つまり、肝臓は、、、
人体の毒を解毒する
化学工場なのです。
そして、
右ひざの痛みは
どういうわけか、、、
肝臓ととても関係が深い。
そんな時
右のひざが痛いという
50代の男性がお見えになった。
患者さんを診ると、、、
肝臓をくるむ肋骨が異常に硬い。
操法をした後、、、
人体力学体操を指導する。
その体操は、胸椎9番の体操。
体の右を上にして
右腕を伸ばすだけ。
と、言う
とても簡単な体操。
しかし、効果は絶大である。
肝臓が腫れている人ほど
硬いのでやりやすい。
「あなたのひざの痛みは
肝臓が疲れたその結果
出たものと思います。
この体操を朝晩
行ってください。
すると、真っ黒い大便が
出るかもしれません」
「真っ黒い大便ですか?」
「そうです。
あなたの体が敏感であれば翌日。
そうでない場合でも、
2、3日中に出ると思います」
「その大便とひざの痛みは
関係あるのですか?」
「大いに関係があります。
真っ黒い大便は、肝臓からの排泄。
そう、お考えになってください」
追伸
その翌日、
右のひざが痛いという
50代の男性から電話があった。
「先生、出ました。
先生の言うとおりです」
「黒かったですか?」
「黒かったです」
「良かったですね」
「・・・・・・」
「ところで、、、
右ひざの痛みは
和らぎましたか?」
「そう言えば、、、
そうかもしれない」
「体操をして、、、
肝臓から右ひざを
痛めていた毒物が
無くなったからでしょうね。
今後とも、続けてください」
「はい」
※胸椎9番の体操は
肝臓をダイレクトに
緩める体操ですが、、、
うまくできると
右の肋骨を
挙上することになります。
つまり、肋骨の下がりは
腰から下のトラブルを招くのです。
ですから、日ごろから
肋骨を上げておくことは
とても大切なことです。
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