ある男性の患者さんの
操法を終えたあと、
その方から質問があった。
個人情報を明かすわけには
いけないので、、、
その方を、Fさんとする。
Fさん「先生、巻き爪が
段々ひどくなってきたんです。
どうしてですか?」
と、言って、
そそくさと靴下を脱いで
巻き爪の箇所を鈴木に見せてくる。
Fさん「以前は、そうでは
なかったんですが、、、
このところ段々と巻き爪が
深くなってきているのです」
鈴木「(その箇所を見る)
確かに、深い巻き爪ですね」
※巻き爪とは知らなかったが
巻き爪の原因である
腰、股関節、お尻の箇所は診ていた。
(あぁ~よかった。
ちゃんとFさんの異常を捉えていたか)と
正直安堵した。
誤解しないで欲しいのだが
自慢じゃないからね。。。
井本整体で真面目に勉強していると
そういうようなことが自然に
わかるようになるのです。
と、言いたいのですから。
つまり、鈴木が凄いのではなく
井本整体の人体力学の概念が
素晴らしのです。
鈴木「Fさん、その巻き爪になる原因は、
さっきさわらせていただいた腰から
来ているのですよ」
Fさん「腰?」
鈴木「では、巻き爪を解消する
体操をお教えします。
では、仰向けになって手を挙げて
楽なようにしてください」
と、言って、
Vの字股関節の体操に
移っていくのです。
その際に、必ずしなければならないのは
巻き爪と股関節がなせ関係あるかを
Fさんに知らせないといけないのです。
言葉ではなく、実感として、、、
ここ大事です。
説明してはいけない、ということです。
鈴木「Fさん、脚を広げた時に
巻き爪のある方が広げづらいでしょ」
Fさん「そうですね。そっちがきついです」
鈴木「そこから脚を下ろしていくと
ここの筋肉が突っ張っていくのはわかりますか?」
Fさん「わかります」
鈴木「(さわりながら)この筋肉の強ばりが、
巻き爪と関係が深いのです」
※この時に、筋肉の名前を言ってはダメです。
その後、注意点を1つか2つ言います。
このFさんの場合は、
・流れるようにやって下さい
・腹筋が硬くなってはいけない
この2つだけ指導します。
Fさん「何だかよくわからないけど
楽になったような気が、、、」
鈴木「よかったです。
この体操を
朝晩寝床でやって下さい。
長くても30秒ですよ。
それ以上長くやるとよくないですから」
Fさん「わかりました。やってみます」
今日、お教えした体操が
ホントに効をそうしたかは
その後のFさんの
足音、しゃべり方、そのスピード
ドアを閉める音、スピードで判断します。
そして、次回、おみえになった時に
道場に入ってくる
足音、しゃべり方、そのスピード
ドアを閉める音、スピードで
確認をしていくのです。
追伸
本来なら、今日、Fさんを診た時に
巻き爪ですか?と指摘しなければ
いけないのですが、、、
まだまだ勉強の質が低いようです。
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