21時に始まる
東京セミナーの夜間練習。
宿泊のチェックイン後
夕食を終え、15分ほど前
20:45にホテルの宴会場へ移動する。
そこへ、井本先生が来て下さり
先生から課題が出される。
たいてい、「ミゾ追い」の実習を
するケースが多かった。
「ミゾ追い」とは、指先の指腹を使って
体の中にあるミゾを追う、という練習です。
「ミゾ?」
「人体力学ですから、体の中には
力のかかり具合から、ミゾが存在します。
そして、そのミゾの中に、
硬結や圧痛点があります。
それらをうまく捉えると
体の中に刺激が浸透し、
その結果、体が活性化してまいります。
その結果、さび付いた体が
生気を取り戻し、症状や、病気が
自然に緩和されていくのです。
つまり、整体をやる者にとって
この練習は、最重要課題なのです。
※通常、このミゾがわかりやすい
肘、鎖骨、手首などで練習をします。
また、このエクササイズは、
指先を敏感にする働きもあります。
なぜなら、捉えるべき硬結が、
針の先ほどの微小なものだからです。
これなども、実際にやったことが
無い人からすれば
「簡単そう」と
思うかもしれません。
ところが、、、
実際にやってみると
めちゃくちゃ「ハードルが高い」課題です。
鈴木なども、今でこそ少しは
できるようになりましたが、、、
※この世界は、ゴールがないものです
当時は、全然わからず(涙)
・蹲踞の型を取るのですが
拇趾(足の親指)が15分ほどで痛くなる(涙)
・指先が鈍くてミゾがわからない。
と、いうか、その凹凸が感知できない(涙)
・わからないから目をつぶるのですが
それでもわからない
と、悲惨で、
正直、整体は無理かな、、、と
思ったこともありました。
でも、「スキル」はトレーニングを
積めば誰でも習得可能なものなのです。
※当然、レベルの差はあります
鈴木が、20年もやって
「それっぽく」なったようにね。。。
つまり、長い時間かければ
必ず、わかるようになるのです。
そして、いったん身に付けてしまえば
「自転車に乗る」のと同じように
一生忘れないものなのです。
追伸
小さなことを積み重ねるのが
とんでもないところへと行く
ただひとつの道だと思っています。
イチロー
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