-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町766-4ルミエール1階

11.29 膨大な知識の習得が創造を生む前提条件

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今日は、ボリス・ジョンソンさんの
『チャーチル・ファクター』を読んで
このブログを書いています


※作者の紹介

ボリス・ジョンソンは、元ロンドン市長。
現在は外務大臣を務める。

 

今年、第二次戦争時のチャーチルを
描いた映画が日本で公開された。

※主演のチャーチルを演じた
G・オールドマンのメイクを担当した
日本人アーチストがアカデミー賞を受賞した。


ほんとに「そっくり」だった。
技術とは「凄い」ものだと
改めて感じたものだ。

 

さて、その映画を観ていた鈴木は
この本を読んで、随所で

あぁ~そういう意味があったのかと
知的好奇心が満足された。

 

さて、本文


<父と息子の2人のチャーチルは、
保守党最大の魔術師で
日和見主義者とされる

ベンジャミン・ディズレーリに
完全に心酔していた。


チャーチルの父であるランドルフは、
「神」ディズレーリの信奉者で
地上における神の代理人だった。


ディズレーリとチャーチル親子に
共通しているのは、、、


ジャーナリズム、演じることへの情熱、
修辞をちりばめた演説、

歴史感覚、帝国主義、
君主主義、ある種の露悪趣味、

そして慢性的な日和見主義であった>

 

→ 政治家は、日和見主義者でないとダメだ。
刻々と変わる政治情勢に対処するには

この日和見主義というのは
とても大事なことだ。


日本でも、政界の風見鶏と言われた
中曽根首相が戦後を振り返ってみれば

戦後の首相のなかで
ナンバーワンと、言うのはうなづける。


※レーガンと組んで、ソ連の共産主義を
結果的に埋没させたのは最大の功績

 

<チャーチルは形容詞の
使い手だった名文家の

エドワード・ギボンのように
書くこともできたし、

時には崩したギボン調も使った。


いずれにせよ、
彼は常に創造力と機知に富んでいた>


→ エドワード・ギボンは、
『ローマ帝国衰亡史』で有名。

鈴木も、以前、読んだことがあるが

叙述されている文章は
とても格調が高い。


<文筆の才能は子供時代から見られた。

パブリックスクール入学を
目指すための予備校でも、
古典ではトップだった。


彼は長じてインドに行き、

そこでは午後の長時間を
ギボンの『ローマ帝国衰亡史』や

マコーリーの『英国史』を読みふけた。


少年時代には、叙事詩
『古代ローマ詞藻集』の
1200行を暗記していた>


→ チャーチルは後日、
『第二次世界大戦』の著述で
ノーベル文学賞を受賞したぐらいだから、、、

その能力は凄まじいものがあるのは
おわかりだと思うが、、、


その源泉が、幼少のころからの

膨大な知識の習得と、その暗記力。

 

ちょっと例は違うが、、、

ホリエモンも、東大入試の時には
英語の学習は、ほぼ一本
英単語の丸暗記に絞ったと言う。

 

つまり、独創性があると言われる方は、、、

ほぼすべて習得している
知識の量がはんぱではないのです。

そして、それを脳に
刻みつけていると、いうこと。

 

要するに、知識、経験の
積み重ねがない人からは
「何」も生まれてこないのです。


「ここ」大事ですよ。

 

さらに、、、


<チャーチルは自分の脳の
「メモリチップ」に、

英語のリズムの
すべてを刻み込んでいた。

それが6万5,000語とも
推測される語彙


(大部分の人の語彙は
この半分か3分の1)


と、合わせると、、、

それは彼の複雑に絡まり合った
志や野望を実現するための
強力なツールとして機能した>


→ 語彙力こそ、その人の本当の教養。


<劇作といえばシェイクスピア、
演説といえばチャーチルだ>


→ その通り

<チャーチルは独学で
演説の達人となったのであり、

生まれつき人前で話すのが
うまいわけではなかった。

彼の演説は、気持ちが
高揚して心の底から

自然に出てきた言葉では
けっしてなかった。

チャーチルの演説は
努力や準備の賜物である。

語句は修正され、
舐めるように推敲された>


→ みんな努力して、
その地位にたどり着いたのですね。

 

 


追伸
これを整体に置き換えてみる。

入門20年を経過して
少しずつだが、自分なりの
「整体観」が出来てきたように思う。


それも、この20年間
井本先生から離れず
勉強してきた「蓄積」があったからだ。

 

勘のいい人は、
速くに気付くのだろうが、、、

鈴木は、残念ながら
「そう」ではなかった。

 

でもね、、、

それはそれで、
よかったのではないかと思う。


人それぞれ違うから、、、

今は、患者さんを診るのが
苦痛でなくなってきた。


なぜなら、、、

この痛み、症状を引き起こしている
原因がわかるようになっているから。

 

もっと、わかるようになりたい。

そんな欲が出てきたこの頃です。

 

 

 

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